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北海道森林管理局

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    知床森林生態系保全センターブログ(2018年1月)

    1月29日 流氷接岸

    ウトロの海岸に流氷がやって来ました!

    流氷1

    接岸しているのは、まだ「かけら」だけですが、遠くには白く帯状に流氷が輝いています。
    流氷の上にはオオワシの姿も見えました。
    下の写真では黒い点にしか見えませんが、分かるでしょうか?

    流氷2

    流氷は風によって大きく動きます。
    ウトロの海岸の中でも、接岸している場所としていない場所があります。

    流氷4

    また、同じ場所でも朝には遠かった流氷が、夕方には間近に移動している日もあります。
    明日には流氷がどのような景色を見せてくれるのか楽しみです。

    流氷に覆われつつある海面には、シノリガモが群れて、かわいらしい様子でした。

    シノリガモ

    エゾシカの捕獲も順調です。
    現在は「囲いわな」「箱わな」合計で31頭捕獲となっています。

    1月10日 エゾシカ捕獲事業スタート

    本年もどうぞよろしくお願いいたします。

    さて、当センターではエゾシカ捕獲事業が始まりました。
    近年、全国的にシカによる農林業被害や自然植生への影響が問題となっていますが、
    知床半島では約10年前から、「エゾシカ管理計画」を策定し、これに沿って対策が行われています。
    (計画について詳しくはこちら

    先日、早速「囲いわな」で7頭、「箱わな」で1頭捕獲しました。

    囲いわな入口
    こちらが「囲いわな」の入口の写真です。
    これは捕獲事業前の写真ですが、捕獲をする際にはわなの中へエゾシカを誘導するために、わなの内外に餌(牧草)をまきます。

    囲いわな搬出口
    こちらは「囲いわな」のエゾシカ搬出口側です。
    捕獲されたエゾシカを緑色の箱へ誘導し、わなの外へ運び出します。
    多くのエゾシカを一度に捕獲できることが、「囲いわな」の大きな利点です。

    箱わな
    こちらは「箱わな」です。
    一度に多くは捕獲できませんが、設置が容易です。
    今年は何頭捕獲できるでしょうか・・・。

    最後に、昨年末の知床連山です。
    冬の知床も、白銀の世界で美しいです。
    知床連山

    お問合せ先

    知床森林生態系保全センター

    〒099-4355 北海道斜里郡斜里町ウトロ東番外地
    ダイヤルイン:0152-24-3466
    FAX番号:0152-24-3477