知床の森の今の姿をブログで紹介します。森林の不思議や役割に興味を持ってみませんか。
エゾシカの樹皮剥ぎ(4月26日)
新年度を迎え、初めての更新となりますが、
今後とも「ブログ・知床の四季」をよろしくお願いします 。
さて、知床ではエゾシカによる樹皮剥ぎが問題になっていますが、
同じ知床でも、その場所によって被害の程度が違います。
先日行った巡視でも、その差がはっきりしていました。
こちらは幌延橋近くの高台の様子
4月上旬の暴風でたくさんの倒木が ・・・
こちらはさらに奥に入ったところ。
広葉樹であるシウリザクラ(奥)は、樹皮剥ぎが多く見られますが、
針葉樹のトドマツ(手前)はそれほど剥がされていません。
このように、同じ樹木でもシカが好んで食べる種とそうでない種があります。
一方こちらはオシンコシン高台付近にある、イチイ林木遺伝資源保存林の様子です。
先ほどの場所と比べると樹皮剥ぎの被害は少ないです。
枯死した樹木が少ないせいか、あまり倒木も見られません。
シカ防止ネットを巻かれたイチイ
シカの食害問題は被害が小さいうちの対策が重要になります。
<おまけ>
黄色い花が咲いているナニワズ
冬に葉を茂らせ、夏に落葉する不思議な植物です。
岩尾別にてヒグマの足跡
周りに大小二つの足跡がみられたので、親子でお目覚めのようです。
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