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森林・林業の再生、林業の成長産業化を地域でけん引する人材の育成
【技術者育成研修4日目】フォレスターの構想を発表します!(平成26年10月10日)研修もいよいよ最終日となりました。 午前中は、昨日まで検討に検討を重ねてきた森林資源循環利用構想の発表とディスカッションです。 講師から発表に向けて、課題を網羅しているか、それらをどのように発表・説明するかなどについて再度確認しながらプレゼンテーションを仕上げるように説明がありました。 これらを受けて、各班では早速、発表に向けての最終調整に入りました。
発表に向けて最後の取りまとめこの演習のポイントは、一定の広がりがある森林を対象として10年間にわたる経営ビジョンを様々な視点から検討し、とりまとめることを通じて
同時に、グループ討議や全体討議を通じ、建設的・効率的な議論の進め方や、発表を通じて効果的なプレゼンテーション方法を習得することです。
この演習は、「フォレスター」チームが策定した10年間の間伐計画及び森林作業路網整備計画などの総合的な森林整備の構想を、市長さんへ説明するという想定で行います。
各班では発表直前まで、発表手順やその内容について、綿密な打合せが行われていました。
森林資源循環利用構想策定演習(発表とディスカッション)いよいよ市長さんへのプレゼンテーションが始まりました。 多忙な市長さんが「フォレスター」チームの説明を聞いてくれる制限時間は10分間。 その時間内にすべてを凝縮し、市長さんの興味と関心を引き出さなければなりません。
各グループは、2台のプロジェクターを駆使して、熱のこもった発表を繰り広げました。
地域での雇用が増える上に、年850万円の利益も出せます!!
この計画の実行監理は我がフォレスターチームにお任せください!!
発表が終わるとディスカッションが始まります。 発表したグループにはそれ以外のグループから鋭い質問や意見が飛び出します。 発表者は、説明責任を果たすべく、熱を入れて応戦です。 激しいディスカッションにより、演習の成果がさらに深まりました。
講師陣からは、各グループの発表内容に対して講評が行われました。 計画の良かった点、もう少し考えるべきだった点などについてのアドバイスもあり、研修生のみなさんはメモを取りながら真剣でした。
続いて、北海道森林管理局 調査官から「コスト削減」に向けた補足講義が行われました。 森林施業にかかる費用について、直接費のどの部分を工夫し、低減すると、低コストな作業につながるという視点等について言及があり、研修生のみなさんも大変興味深く聞き入っていました。
林野庁業務課 企画官からは、地域の森林・林業におけるフォレスターが果たすべき役割など総括的に講義していただきました。
また、林野庁研究指導課 森林・林業技術者育成対策官からは、3つのキーワードが示され、今後のフォレスター活動について激励を込めた講義をいただきました。
私はこの様なフォレスターを目指したい!研修の最後には、研修生一人一人がフリップを抱えて、今後のフォレスター活動への抱負などをスピーチ。
4日間、研修生の熱気に包まれた会場は、北海道森林管理局 森林整備部長からの激励を込めた閉講の挨拶で終了しました。
平成26年度 技術者育成研修の受講生のみなさん、大変お疲れ様でした。 これからも、地域の森林・林業のために一緒にがんばっていきましょう!! Posted by 技術普及課|2014.10.10|技術者育成研修 このblogのトップへ|前の日記へ|次の日記へ |
研修日記技術者育成研修
准フォレスター研修林業専用道研修技術者育成研修若手技術者を対象に、森林総合監理士活動の基礎となる能力(技術力、構想力、合意形成力、ビジョンを構築する能力)を習得・向上させる。 講義・演習の座学は東京都での集合研修で実施。北海道森林管理局では演習・現地実習を中心とするはブロック研修を実施。 実践研修若手技術者を対象に、地域において「森林総合監理士」活動を実践していく上で必要な知識・技術のレベルアップを図る。 地域特性等を踏まえた課題等をテーマに設定し現地検討方式で実施。 准フォレスター研修森林総合監理士の試験、認定制度が本格的に始動するまでの間、市町村森林整備計画の策定等の支援業務を行う者に都道府県職員や国の職員等を認定するための研修。 (H23~25年度実施)
林業専用道技術研修林業専用道を作設していくために必要な知識、技術を講義、演習及び現地での検討等を通じて習得するための研修。 (H23~25年度実施)
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森林整備部技術普及課
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