網走中部森林管理署は、北海道の北東部オホーツク地域のほぼ中央に位置し、大雪山系の武華山を源とする無加川流域、三国山を源とする常呂川流域及び佐呂間別川流域を有し、北見市、置戸町、佐呂間町にまたがる1市2町に存する約11万ヘクタールの国有林を管轄しています。
流域の総面積は約23万6千ヘクタール、そのうち森林面積は約16万ヘクタール(69%)であり、国有林野面積は森林面積の65%を占めています。
管内国有林は天然林の比率が高く、トドマツ、エゾマツ等の針葉樹やミズナラ、シナノキ、カンバ等の広葉樹からなる天然林(約6万7千ha)が約6割を占めています。
また、人工林はトドマツ、カラマツ等が約3万7千haとなっています。
地域の基幹産業は、農業・林業・林産業・水産業で、特に林業・林産業は、地域経済に重要な役割を果たしています。
また観光面では、サロマ湖などの湖沼群及びこれらを囲む砂丘、草原、丘陵からなる網走国定公園、 優れた山岳景観を有する武華山(1,758m)、「レクリエーションの森」に指定されている仁頃山(829m)等9箇所の風景林があり、わが国でも傑出した風景が広がっており、これらには多くの観光客そして地域住民が訪れる憩いの場ともなっています。