森林管理署の仕事

開かれた「国民の森林」の実現に向けて、公益的機能を重視した森林づくりに取り組んでいます。

1 森林の機能類型に応じた森林施業の推進

留萌南部森林管理署の管理する森林は、「水土保全林」・「森林と人との共生林」・「資源の循環利用林」の3つに区分し、公益的機能を発揮させる施業を行い、きめ細かな管理経営を行っています。

水土保全林

苫前ダム周辺の水源かん養保安林
（苫前町国有林）

国土の保全や水源のかん養を通じて安全で快適な国民生活を確保することを重視する森林です。

森林と人との共生林

藤山地区の鳥獣保護区
（留萌市国有林）

貴重な自然環境の保全や自然とのふれあいの場を提供することを重視する森林です。

資源の循環利用林

間伐後のトドマツ人工林

公益的機能の発揮に配慮しつつ、木材等の林産物の生産を行うことを重視する森林です。

留萌南部森林管理署の機能類型別森林面積

2 治山事業の推進

水源地域及び自然環境等の保全が求められている地域等の森林整備等を実施し、治山ダムには木材を使用した工法を推進しています。

谷止工（苫前町内国有林）
渓流に溜まっている土砂の移動を抑制し、渓流の荒廃を防止する工事です。

水路工（留萌市内国有林）
山腹の浸食を防ぐ工事です。降雨時に崩壊地内の雨水を速やかに排出して、山が削り取られるのを防止します。

集水井工（留萌市内国有林）
井戸を掘り、その中から横方向へ穴を掘り、地下水の水位や水圧を低下させることで地すべりの発生を抑制させます。

工事概要（集水井工の内部　　直径3.5m　深さ9.0m）