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平成24年6月4 日 |
エゾシカ捕獲支援のための林道除雪及びエゾシカ一斉駆除促進期間の設定による駆除の結果
エゾシカによる農林業被害規模は59億円をこえ、年々深刻さを増しており、エゾシカ対策の積極的な推進が必要な状況にあります。 北海道森林管理局では、平成22年度に引き続き23年度も、市町村等の行うエゾシカ駆除対象地や一般可猟区の一部について、捕獲と捕獲個体の運搬をしやすくするための林道除雪を実施し、約4,700頭を捕獲しました。 また、3月中旬~4月中旬を「エゾシカ一斉駆除促進期間」と位置づけ、エゾシカ駆除を地元市町村・猟友会と連携の下で実施し、約800頭を駆除しました。 |
平成23年12月下旬~24年3月中旬
(1)除雪総延長(131路線約800km:延べ約1,740km)
(2)実施森林管理署(支署):16森林管理署(支署)
(3)実施対象市町村:35市町村
4,712頭 (有害鳥獣駆除及び一般狩猟による捕獲数を市町村や地元猟友会への聞き取りにより把握)
捕獲頭数は約4,700頭となり、昨年の約1,000頭を大幅に上回りました。
林道除雪は捕獲頭数のアップに大きく貢献したとの評価や、捕獲従事者の移動やシカの搬送などが容易になったといった声が多くの実施市町村から寄せられており、非常に効果的な取り組みとなりました。
また、平成22年度は除雪1km当たりの捕獲頭数は約1頭でしたが、23年度は2.7頭と効率が大きく上昇しました。
しかしながら、路線によっては成果の乏しい路線もあり、除雪対象路線選定には更なる検討が必要と思われました。
今後も引き続き市町村などの行うエゾシカ駆除対象地において、市町村との連携を図りながら、実施していく予定です。
平成24年3月中旬~4月下旬
27市町村
実施森林管理署(支署)19森林管理署(支署)
779頭(内訳は別紙のとおり)
市町村における最高駆除頭数は、釧路地区白糠町の114頭
一斉駆除促進期間の実施については、今回初めての取り組みであり、市町村・猟友会との調整にも時間をかけられませんでしたが、27市町村で実施することができ、約800頭駆除という成果を上げることができました。
市町村における最高駆除頭数は、釧路地区白糠町の114頭でした。
今後も市町村・猟友会と連携の下で実施していく予定です。