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本別森林事務所

2007年8月掲載 みんなで育てる水辺林 本別森林事務所 首席森林官 越後 喜久夫

ただいま収穫調査中

本別森林事務所は本別町と一部足寄町にまたがる10,155ヘクタールの国有林を5名の職員で管理しています。
管内には3,476ヘクタールに及ぶ人工林があり、間伐の時期を迎えたカラマツ、トドマツ、エゾマツなどの人工林での収穫調査(予定収穫量5,700立方メートル)を中心に各種作業を進めています。

農業のまち本別町

本別町は十勝の東北部に位置し、小麦・豆類・甜菜などの畑作を中心とする農業の町で、同町を分岐点とする道東自動車道(端野支線)が足寄町まで開通しています。
また、国有林内を通る本別―釧路間の工事が進められており、今後は北見、釧路、帯広を結ぶ道東の新たな流通拠点として発展が期待されています。

レク森は憩いの場

町内には、遠足やキャンプ、パークゴルフなどのレクリエーションの場として多くの人たちに利用される本別公園があり、さらに国有林内には義経山や神居山、弁慶洞といった義経伝説の地、また、さらに奥には美しい景観が続く幽仙峡などがあり、訪れた人の心を癒します。

みんなで育てる水辺林

当事務所では、毎年秋に「本別町の水源地の森林を造り育てる集い」を本署とともに同町の大切な水源地域である本別川上流で開催しています。
そこでは「みんなで本別のおいしい水を育もう」と役場、学校を始め、町内各機関などにも参加を呼びかけ、オオバヤナギ、ミズナラ、アオダモなどの広葉樹の植栽やアカエゾマツなどの枝打ち体験などを通じた水辺林の造成を行っています。
また、植栽木がエゾシカの食害を受けないよう、農業用シートと鉄枠を組み合わせた保護対策を取り、大切に育てています。

国有林の使命達成に向けて

当事務所では今年度末に、本別の山々を知り尽くしているベテラン職員2名が定年退職を控えています。
先輩たちが現役を離れるのが残念ですが、それに窮することなく今後も森林の持つ多面的機能の高度発揮は勿論、地域の皆さんの声にも十分耳を傾け、国有林としての使命・目的達成に向けて努力したいと思っています。


町民の憩いの場「本別公園」

幼木をシカの食害からシートで保護


本別の森林を守り育てています
(本人左端)

 

お問い合わせ先

十勝東部森林管理署
本別森林事務所
中川郡本別町南3丁目16
電話0156-22-4309

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