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落石森林事務所

2006年4月掲載 日本最東端の森林事務所から 落石森林事務所 首席森林官 佐藤 義浩

落石森林事務所は、ロシアとの国境、北海道における三県時代の県庁所在地、美味しい花咲がに・さんまが水揚げされる味覚観光都市である根室市に所在しています。
そして、根室市内の国有林を厚床森林事務所とともに管理しています。

根室市の気候の特徴としては、海霧の発生日が平均年一〇八日、うち六〜八月の三カ月間で六十日程度、そして八月の平均気温は一七・三度です。このように根室の季節は春秋冬の三つで表現されると言われる程で、森林育成には厳しく時間がかかる地域です。

国有林野は、市街地の南、太平洋側に位置し、ほとんどが防霧保安林に指定されています。保安林改良事業や保安林整備促進事業により防風垣を施した上で植栽・保育、湿地改良等を進め、部分的ながらようやく成果が実感できるようになってきています。

また、今年三月一日には、根室支庁長も出席し、根釧東部森林管理署、根室市、根室湾中部漁業協同組合の三者で「温根沼周辺の環境保全に係る森林整備協定」を締結しました。
水鳥が生息する自然環境の保全や魚貝類資源の保続培養に資するよう、市民や漁業者等との協働で湖周辺の森林整備を行い、一層の森林機能の充実を図ることとしています。

かつて根室営林署があった場所の森林事務所として、「国民の森林」としての国有林への期待に応えることができるよう、地域の皆さんに国有林の必要性や森林づくりの理念を理解していただいたり、多面的に即応できるような、地域に根ざした森林事務所とすべく努力していきたいと思っています。


防風垣と植栽木の状況

温根沼

後列左が佐藤義浩首席森林官
 

お問い合わせ先

根釧東部森林管理署
落石森林事務所
根室市大正町1丁目33
電話0153-24-3832

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