2017年9月

富良野発！十勝連峰GSS山岳便りBLOG

平成29年9月26日（火曜日）十勝岳温泉歩道入口～上ホロ避難小屋巡視

良い天候の中、巡視をスタートしましたが、次第に雲行きが怪しくなってきました。

 

標高1800m付近の様子です。美しく穏やかな景観が保たれていました。

 

標高が高い場所の紅葉はすでに終わっていますが、標高の低い歩道入口付近の紅葉は見頃で、観光に訪れた多くの利用者の目を楽しませていました。

 

紅葉したチングルマ。

 

本日で今シーズンの巡視は最後の活動となりました。

当ブログを見ていただきありがとうございました。

平成29年9月25日（月曜日）十勝岳温泉歩道入口～富良野岳巡視

秋空のもと、十勝連峰の稜線には笠を被せたような雲がかかっていました。

 

歩道入口の脇にあるバス停付近からの紅葉が見頃になっていました。

 

人影の少なくなってきた山中では、キツネが木の実を集めるシマリスを狙って斜面を歩き回っていました。

 

今年もこの場所ではシーズンを通してチングルマやフウロソウなどの多くの植物が見事な花畑を形成していました。

 

見渡す限り秋の景色となっていました。

平成29年9月24日（日曜日）原始ヶ原歩道入口～原始ヶ原巡視

 山はすっかり秋らしい色とりどりの装いとなった中、今シーズン最後となる原始ヶ原の巡視を行いました。

 

多くの利用者の給水所となっている天使の泉は落ち葉に埋もれていました。

 

熟したヒロハツリバナの果実がたくさん見られました。

 

夏に歩道周辺を埋め尽くしていたコケ類やシダ植物も、深い緑色から淡い色へと変化していました。

 

下山の際に立ち寄った不動の滝は、多量の雨水によって迫力を増した姿になっていました。

平成29年9月16日（土曜日）十勝岳温泉歩道入口～富良野岳巡視

山に入り最初の斜面では、多くの登山者がカメラを片手に、この美しい紅葉を楽しんでいました。

落ち葉が歩道を埋め尽くす様子も印象的です。

三峰山の斜面付近も色鮮やかな紅葉が広がっていました。まさしく今が見頃です。

さらに高い標高の場所では、辺り一面の紅葉に目を奪われました。 

眼下の斜面を見下ろすと、色鮮やかな紅葉が原始ヶ原へと延びていました。ここでも多くの登山者が足を止め、美しい景観を楽しんでいました。

平成29年9月15日（金曜日）十勝岳温泉歩道入口～十勝岳巡視

上ホロ分岐付近では、紅葉が順調に進んでいました。

三百階段を登った先の見晴台では、眼下に広がる安政火口を眺めるためなのか、歩道外へ立ち入った跡が見られました。歩道外への立ち入りは植生の荒廃に繋がりますので、絶対におやめください。

毎年この時期になると利用者が増え、休憩をとる場所ではゴミが増える傾向にあります。みんなが気持ちよく利用できるよう、ゴミは各自で持ち帰るようお願いします。

 

ウラジロナナカマドがキレイに紅葉していました。 

シーズンを通して、上富良野岳から十勝岳までの稜線の区間では、雨風による土壌の浸食はほとんど見られませんでしたが、一部人為的な荒廃が見られたため、今後も利用者への登山ルールやマナー啓発の必要性を改めて感じました。