オオカメノキの果実
今日は恵山の巡視に行ってきました。

朝から霧が立ちこめ、駐車場からは何も見えませんでした。
恵山の巡視中、雨になったのでやむなく山を降りました。

その間、特に異常は見られませんでしたが、かなり強い雨になり翌日が心配です。

霧が発生していると視界が非常に悪くなります。
天候がよくないときは早めに山を下山するようにしてください。

午前中は天候も良く、恵山にも登山者が30名ほどいました。
朝早くから内地の本州のナンバーの車も何台もいました。

ヤマハハコ（山母子）
ドライフラワーのようなさわり心地のお花です。

まだ大人になりきっていないカマキリもいました。
緑が鮮やかですが、地面にいると鳥に見つかってしまいそうです。

タテハチョウの仲間が少し冷たい風の中トウゲブキの蜜を吸っていました。
山はだんだんと冷え込んでいます。
散策される際は羽織れるものを1枚持参したほうがいいですよ。

午後になると恵山に怪しげな雲がかかりはじめ、午後3時、雷と共にものすごい雨が降ってきました!
恵山にはまだ2名の登山者が…と思っていましたが、無事に下山してきたので一安心。

登山者がいなくなったので、私たちも下山しました。
雨が降って20分ほどで川に土砂が流れ込んできました。

たった20分でこれだけの水量です。
山の天気は変わりやすいとは言いますが、最近のお天気は少しおかしいですね。
十分に気をつけてください。

恵山と海向山の巡視をしてきました。
今日もガンコウランの実を採りに来ている人が6名いました。
注意しましたが、そのまま山の奥へといってしまいました。

道立自然公園では特定の植物の採取が禁止されています。注意してください。 

 
連日雨が多く、小さな倒木が何本か歩道にかかっていたので処理してきました。

 
倒木処理は一通りしましたが、足元には十分気をつけてくださいね。

前日の18日に道南地方は記録的な大雨となりました。
その雨の影響で、歩道にゴロゴロと石が転がってきていたり小さな穴が開いていたり…

小石も意外と侮りがたく、油断すると踏んで足をくじいたりするものです。

 
小さな穴には小石を積め、小石は道の脇に寄せておきました。

作業後はとても歩きやすくなりました。
これで安心して巡視活動が出来ます。

賽の河原のゴミ拾いをしましたが、
お盆ということもあり、放置された供物が多々見受けられました。

お供えしたら持ち帰るようお願いいたします。

午前中は濃霧と強風で大変なお天気でしたが、

 
午後からはすっきりと晴れ、とても気持ちがよかったです。
岬展望台の看板が壊れていました。また修繕しようと思います。

リンドウも咲き始めましたよ。
夏休みも終わり、山は静かです。

恵山と海向山の巡視活動をしてきました。

今日は家族連れが多く、恵山は40名ほどの登山者で賑わっていました。

海向山は誰も見かけませんでしたが、トウゲブキよりもススキが目立つようになり秋の気配がしてきましたよ。

恵山の山頂には、山頂を示す標柱がたっています。
ここまでたどり着くと山頂！という気分がしますし、記念に写真を撮る方も多いです。

…が根元を良く見てみると、

 
エゾヒグマの爪痕でしょうか？裏側が削られてしまっていました。
エゾヒグマの糞や姿は今年目撃していませんが、
この時期、ガンコウランの実を食べに来るエゾヒグマがよく目撃されます。

必ず熊鈴等を持ち散策するようお願いいたします。

久しぶりに晴れ間が見えた今日は、恵山を訪れる人も多かったです。

残念なことに、ガンコウランの実を採る人がいました。
注意しましたが、どうも納得いかないご様子でした。

恵山は道立自然公園です。植物の採取等は植生保護のため禁止されています。
植生保護のため、また多くの方に野生の植物の姿を楽しんでもらうためにも植物の採取はしないでください。

海向山ではトウゲブキが見ごろを迎え、黄色い花を元気良く咲かせていました。

ハナチダケサシ（花乳茸刺）

海向山は歩くたびに木からセミがボロボロ落ちてきます。
生まれたてのセミもたくさんいました。

 
ちょっと目の上の模様が太い眉毛に見えます…

中には残念なセミもいました。
カビなのか薄緑色のモコモコがたくさんついています。
セミの全盛期となってまいりましたが、セミにも色々なドラマがあるのですね。

恵山は午前中霧がかかり、山頂付近では何も見えないような状況でした。

ミヤマホツツジ（深山穂躑躅）

ミヤマホツツジの花がたくさん咲いていました。
めしべがクルンと巻いていて、かわいらしいです。

恵山を巡視しているとこんなものを見つけました。
歩道脇の石がきれいにひっくり返されています…！

良く見てみると石の下に小さなツブツブがたくさんありました。

これ実はアリの卵や蛹、幼虫なのです。
このアリをもとめて石をひっくり返していた犯人は…

エゾヒグマです。
ちゃんと石の下にアリの巣があることが分かっていたのでしょうか？
それにしてもきれいによけてありました。

まだ姿や、熊のフンなどは見かけていませんが、熊鈴やラジオ等携帯して散策してください。

夕方になると天候がよくなり、恵山もくっきり見えました。
1日の中でも天候がコロコロ変わります。
天候が変わっても対応できる服装でいらしてくださいね。