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北海道森林管理局

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    希少野生動植物種保護増殖事業

    北海道森林管理局では、国内希少野生動植物種に指定されているレブンアツモリソウ、 タンチョウ、シマフクロウ、オジロワシ、オオワシの繁殖の促進、生息地等の整備等の推進などを行うために「希少野生動植物種保護増殖事業」を行っています。

    絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律

    「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」(以下=種の保存法)は、野生動植物が生態系の重要な構成要素であるだけでなく、自然環境の重要な一部として人類の豊かな生活に欠かすことのできないものであることから、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存を図ることにより良好な自然環境を保全し、現在及び将来の国民の健康で文化的な生活の確保に寄与することを目的に、平成5年4月に施行されました。

    保護増殖事業計画

    種の保存法では、同法に基づき国内希少野生動植物種に指定されている種のうち、その個体の繁殖の促進、生息地等の整備等の事業の推進をする必要があると認める場合に「保護増殖事業計画」を策定し、保護増殖の事業を行っていくことが定められています。

    北海道森林管理局では、北海道国有林に生育・生息する下記の5つの種について、策定された「保護増殖事業計画」に基づき保護増殖に取り組んでいます。

    レブンアツモリソウ保護増殖事業計画

    (平成8年6月18日 環境庁・農林水産省)

    タンチョウ保護増殖事業計画

    (平成5年11月26日 環境庁・農林水産省・建設省)      

    シマフクロウ保護増殖事業計画

    (平成5年11月26日 環境庁・農林水産省)

    シマフクロウ生息地拡大に向けた環境整備計画(PDF : 638KB)
    (平成25年3月 環境省 北海道地方環境事務所・林野庁 北海道森林管理局

    オジロワシ保護増殖事業計画

    (平成17年12月1日 文部科学省・農林水産省・国土交通省・環境省)

    オオワシ保護増殖事業計画

    (平成17年12月1日 文部科学省・農林水産省・国土交通省・環境省) 

    北海道森林管理局が保護増殖に取り組んでいる動植物

    北海道森林管理局では、保護増殖事業計画が策定された種のうち、北海道国有林に生育・生息するレブンアツモリソウ、 タンチョウ、シマフクロウ、オジロワシ、オオワシの5つの種について、保護増殖に取り組んでいます。 


    レブンアツモリソウ

    かわいらしく咲いたレブンアツモリソウ

       レブンアツモリソウは、礼文島(北海道)にのみ生育する野生のラン科植物です。

       草丈15~30cmほどの多年草で、5月下旬から6月にかけて長さ3~5cmの大きな袋状でクリーム色の花を咲かせます。

       特定国内希少野生動植物種(種の保存法)

       絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリストIA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの」)

    絶滅危機種Cr(北海道レッドリスト「絶滅の危機に直面している種または亜種」)

     礼文島鉄府地区の群生地が北海道指定の天然記念物  


    タンチョウ

    雪原に舞うタンチョウ

       タンチョウは、ツル科の鳥類で、日本では主に北海道の道東地方に生息しています。

       体長は約140cm、翼を広げた幅は約240cm、体重は6.3~9kg。頭頂に羽毛がなく、赤い皮膚が露出しているのが特徴です。

       国指定特別天然記念物(文化財保護法)

       国内希少野生動植物種(種の保護法)

     絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト「絶滅の危険が増大している種」)

     絶滅危惧II類(Vu)(北海道レッドリスト「絶滅の危険が増大している種」)    


    シマフクロウ

    木にとまっているシマフクロウ

       シマフクロウは、世界最大級のフクロウで、国内では北海道と北方領土に生息しています。

       体長は約70cm、翼を広げると約180cm、体重は約3.1~4.6kg。体は灰色みを帯びた褐色(かっしょく)で黒褐色の縦斑(たてはん)が密にあり、眼は黄色く、頭に長い耳羽があるのが特徴です。

       国指定天然記念物(文化財保護法)

     国内希少野生動植物種(種の保存法)

     絶滅危惧IA類(CR)(環境省レッドリストごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの」)

     絶滅危惧IA類(Cr)(北海道レッドレッドリスト「絶滅の危機に瀕している種」)   


    オジロワシ

    飛び立つオジロワシ

       オジロワシは、冬季に我が国へ飛来、越冬する大型の猛禽類です。

       多くの個体は春季にロシアに渡り繁殖しますが、一部の個体は我が国に留まり、北海道の
     海岸、湖沼周辺等で繁殖します。

      体長は約70~100cm、翼を広げると約180~240cm、体重は約3~7kg。全身は褐色、
     頭部は淡褐色や淡黄色の羽毛で被われる。尾羽の色彩が白いのが特徴です。

     
     国指定天然記念物(文化財保護法)

     国内希少野生動植物種(種の保存法)

     絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト「絶滅の危険が増大している種」)

     絶滅危惧II類(Vu)(北海道レッドリスト「絶滅の危険が増大している種」)    


    オオワシ

    飛び立つオオワシ

       オオワシは、冬季に我が国へ飛来、越冬する大型の猛禽類で、春季にロシアに渡り
     オホーツク海周辺地域で繁殖します。

       全身は黒や黒褐色の羽毛で被われ、頭頂から頸部を被う羽毛は羽軸に沿って白い斑紋
     が入っているのが特徴です。

       体長は約80~100cm、翼を広げると約220~250cm、体重は約6~9kg。

     
     国指定天然記念物(文化財保護法)

     国内希少野生動植物種(種の保存法) 

     絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト「絶滅の危険が増大している種」)

     絶滅危惧II類(Vu)(北海道レッドリスト「絶滅の危険が増大している種」)

    環境省等との連携

    保護増殖事業については、環境省等関係機関と連携して取り組んでいます。
    取組内容については、以下のリンクから参照してください。

    レブンアツモリソウ保護増殖事業

    タンチョウ保護増殖事業

    シマフクロウ保護増殖事業

    オジロワシ・オオワシ保護増殖事業

    お問合せ先

    計画保全部計画課
    ダイヤルイン:050-3160-6283

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