このページの本文へ移動

北海道森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    土壌保全型試験地で土砂流出量の計測作業(平成26年7月31日掲載)

    森林技術・支援センターでは、「未立木地(ササ生地)の解消のための効率的な土壌保全型更新手法」の開発に取り組んでいます。

    この技術開発の中で、地拵(じごしらえ※)方法の違いで、流出土砂量にどのような差が出るのか測定するため、「土砂流出測定器具」を設置し調査を行っています。

    ※苗木を植える箇所の雑草や潅木等を刈払ったり、散らばっている木の枝などを整理して、苗木を植えるための準備作業

    土砂流出測定器具
    地拵した斜面を流れてくる雨水をこのような装置を使って集めます。
     

    この調査では、雨が降る毎に、コンテナボックスに流れ込んでたまった土砂を採取し、その重量を精密に測定しています。

    今回も前日まで降っていた雨が上がったので、早速、試験地へ行ってきました。

    中の水、異物の取り除き作業
    測定器具は全部で7箇所に設置してあり、まずはコンテナボックスを取り外します。

    中には水の他、異物が沢山入ってます。

    中の水、異物の取り除き作業
    続いて、コンテナの中にたまった、水の上澄みを捨てて、残った異物などを棒でかき出します。

    最後に残った土砂だけを専用の容器に入れる
    最後に残った土砂だけを専用の容器に入れて、センターへ持ち帰ります。

    そして、細かい異物はさらにピンセットで取り除きます。

    土砂を持ち帰る容器
    天気の良い日は乾くまで天日で乾燥させます。

    6年前、測定始めた頃は、この容器一つでは足りない位、沢山の土砂が流出していましたが、地拵した地面の植生回復が進み、近年ではほとんど土砂が出なくなり、今年もほんの少ししか出ていませんでした。

    土砂の乾燥前の計量
    土砂が乾燥したら、各容器毎に計量して記録します。

    乾燥機に入れるためのステンレス製の容器
    記録した後、ステンレス製の容器に移し替えます。

    乾燥機
    そして、土砂の水分をゼロにするために、乾燥機に入れ110℃で24時間熱します。

    土砂を熱して乾燥させる事で、いつ採った土砂でも、一夏の流出土砂の量の比較を同じ条件ですることができるようになります。

     

    試験地の帰り道、林道の日陰にピンクと白の、エゾノシモツケソウが綺麗に咲いてました。

    ピンク色のエゾノシモツケソウ
    クリックで拡大!

    白いエゾノシモツケソウ
    クリックで拡大!

    topへ戻る 

    国有林ゲートの案内板のセンター名を新しく(平成26年7月23日掲載)

    昨年、林野庁の組織再編にともなって、当センターは「森林技術センター」から「森林技術・支援センター」に名称が変更になりました。

    庁舎入口に掲げられた看板類は当初から新名称に修正していましたが、山中にある看板類は旧名称のままとなっていました。

    旧名称の看板
    旧名称の看板
     

    今回、試験地調査の合間に、国有林の林道ゲート3カ所にある案内看板のプレートを新名称のものに取り替えました。

    新しいプレートは、冬期間、荒天で山に調査に入れない時などに、当センターのベテラン職人が製作していたものです。

    新しい看板を水平にし取り付け
    さぁ、取り付け作業開始です。

    「水平になっているか? 離れて見るから、しっかり押さえていてよ~!!」

    電動ドライバーで素早くボルト留め
    水平を確かめると、もう一人が電動ドライバーで素早くボルト留め。

    看板が森林技術・支援センターに名称変更
    めでたく「森林技術・支援センター」になりました!

    残りの2カ所は場所が離れていて時間がかかりましたが、同様に作業し、プレート交換完了しました。 

     

    案内看板のまわりに咲いていた野の花を紹介します。

    一人で見ているのはもったいないと思いカメラに納めてきました。

    イワニガナ
    イワニガナ 

    ブタナ
    ブタナ

     イヌカミツレ
    イヌカミツレ

    土壌保全型更新方法の開発試験地で植生回復調査(平成26年7月16日掲載)

    森林技術・支援センターでは、「未立木地(ササ生地)の解消のための効率的な土壌保全型更新手法」の開発に取り組んでいます。

    この試験地では、地拵え(=苗木を植える箇所の雑草や潅木等を刈払ったりする、苗木を植える準備作業)の方法の違いによる植生回復状況の調査を継続的に行っています。

    地拵えは大型機械(バックホウ、ブルドーザ、ブラッシュカッター)、人力(刈り払い機)の4種類の方法で行っており、作業方法毎の植生回復状況が比較できるように、地拵えの各列に1メートル四方のプロットを設置しています。

    調査期間は7年間の予定で、今年が6年目となります。

    植生回復調査
    植生回復調査では、地拵え作業後に植栽した苗木の成長の様子や、自然に生えてきた草本の種類や量を調べています。

    この写真はバックホウで地拵えを行ったプロットAで、毎年一回の下刈りを行っています。

    回復してきた草本の数が多く、調査にも手間がかかります。

     

    この試験地で多く見られるのはキイチゴ、クマイザサ、樹木ではダケカンバ、ウダイカンバ、ミズナラ、ホオノキです。

    プロット内に天然更新したウダイカンバ
    プロット内に天然更新したウダイカンバ

    ダケカンバ
    ダケカンバ

    ミズナラ
    ミズナラ

    ホオノキ
    ホオノキ

    植生回復調査
    この写真はプロットDです。

    このプロットでは下刈り実施箇所との比較区とするため、初年度から下刈りは行っていません。

    当初はキイチゴなどの草本が生えていましたが、その後は笹が優勢となり、身動きがとれないほどの笹藪になってしまっています。

     

    蒸し暑い中、大汗をかきながらの作業でしたが、今日も無事に任務完了。

    イタヤカエデの花
    最後に、初めて見たイタヤカエデの花の写真を紹介します。秘蔵の一枚です(^.^) 

     topへ戻る  

    カラマツ天然更新試験地でシードトラップ設置作業(平成26年7月9日掲載)

    カラマツ天然更新試験地では、天然力を活用したカラマツの低コスト造林技術の確立を目指した技術開発を進めています。

    ここでは、毎年、秋までにどれだけの種子供給量(母樹から落ちてきた種の量)があったかを、地面に「シードトラップ」という網を設置して種をとらえ、計測作業を行っています。

    シードトラップ
    シードトラップは大きな虫取り網のような形です。取り入れ口は直径約80cmのリングで、開口部面積は0.5平方メートルです。

     3本の塩ビパイプを試験地中央に立てます
    設置作業は、まず、3本の塩ビパイプを試験地中央(黄プラ杭が打ってあるところ)に立てます。

    倒れないようにしっかりと地面に突き刺します。

    3本の塩ビパイプの中央に水平になるようにネットを設置して完成
    そして、3本の塩ビパイプの中央に水平になるようにネットを設置して完成です。

    昨年は、5カ所設置しましたが、そのうち2カ所を動物に壊されてしまいました

    落下したカラマツの種子から芽が出ていました
    足下によく見ると、昨年母樹から落下したカラマツの種子から芽が出ていました。成長が楽しみです。

     

    シードトラップは例年、種子が成熟する前の7月頃に設置し、降雪直前の10月に撤去します。

    外した網は風の影響を受け無い(種子は軽いので、風であおられて飛んで行ってしまいます)倉庫の中につるして乾燥させた後、種子同定調査を行います。

    今年の着花状況は昨年よりも良いようですので、おそらく種は豊作となり、年末の種子同定調査は大変なことになりそうです。(喜) 

    topに戻る 

    コンテナ苗試験地で苗木の生存調査と記録作業(平成26年7月7日掲載)

    森林技術・支援センターでは、コスト削減をめざした森林整備への取組として「コンテナ苗による省力造林」の技術開発に取り組んでいます。 

    初夏を迎えた試験地では「コンテナ苗」が芽を出し始めましたので、一冬越して雪やネズミによる食害等が無いか一本一本確認するとともに、記録写真の撮影を行いました。

    この記録写真の撮影はコンテナ苗植え付け当初から行っており、苗木一本一本の成長アルバムとなっています。

    草本の中に埋もれているコンテナ苗
    現地に赴くと、まずは成長旺盛な草本の中に埋もれているコンテナ苗の捜索です。

    そして見つけると、撮影の邪魔になる周りの草本を除去します。これが結構大変です。

    まず最初に苗木に付けてあるナンバーテープの番号を撮影し、それから苗木全体を撮影します
    準備が終わると、まず最初に苗木に付けてあるナンバーテープの番号を撮影し、それから苗木全体を撮影します。

    苗木の撮影風景
    苗木も、植え付け当初から見ると大きく成長してはいますが、撮影者は立ったり、しゃがんだりして、記録に適したアングルを狙います。

    時には超ローアングル撮影もあり、無理な体勢は(笑)は膝や腰にこたえます。 

    苗木の状態を細かに記入
    撮影者の傍らでは、苗木の状態を細かに記入しています。

    大きくなった苗木
    植え付け当初から撮影していますが、こんなに大きくなってきています。

    今後も成長アルバムづくりは続きます。

    (HP掲載にあたって、苗木が見分けやすいように画像を加工してあります)

     

    全苗木の調査と記録作業を終えて無事に下山しましたので、今日も森林技術・支援センター構内に咲いている花々を紹介します。

    アカツメクサ
    アカツメクサ

    スイセンソウ
    スイセンソウ

     topへ戻る  

    カラマツ天然更新試験地の照度調査を行いました(平成26年7月2日掲載)

    カラマツ天然更新試験地では、「結実状況調査」、「更新状況調査」、「植生回復調査」、「照度調査」の4つの調査項目を実施しています。

    その中の「照度調査」の実施時期が今年もやってきました。 

    この時期になると毎日、朝起きると空の様子が気になります。 

    照度調査は、空が一面グレーの雲に覆われ、かつ雲が高く、そして雨が降らない日が最適なのですが、このような日がなかなかありません。

    そこで、この時期は刻々と変化していく空模様の下、最適な瞬間があれば何時でも測定がおこなえるよう常に準備をして作業地へ赴き、もし、条件がそろわなかったときは他の仕事に変更するようにしています。

    測定は、開空地(※1)と林内(※2)の照度比較ができるように、トランシーバーで連絡を取り合いながら同じタイミングで、10秒毎の測定を5回繰り返します。

    もし、お互いの測定タイミングが合わなかった場合は、やり直しになります。

    ※1  開空地とは、林道上で上空を遮る枝葉がなく、光が沢山入る場所

    ※2  林内とは、試験地の中のプロット(2×2m)上

    林内試験地の各プロット毎の照度測定
    林内試験地の各プロット毎の測定をしているところです。

    次のプロットに移動する時間は10秒です。

    林内と連絡を取り合って測定しているところ
    ここが開空地で林内と連絡を取り合って測定しているところです。

    野帳マンは測定値を記入
    野帳マンはすぐ横にいて、トランシーバーから10秒おきに聞こえてくる測定値の通信を、聞き漏らさないようにどんどん記録していきます。

    空模様に左右されるので、スピードが勝負の測定作業。

    やり直ししなくてすむように、記録係も気が抜けません。

    本日の調査は、万全のチームワーク^^vで全58カ所、無事に終了しました(^.^*

     

    ホっとしたところで、今、森林技術・支援センターの構内に可憐に咲いているジャコウアオイを紹介します。 

    森林技術・支援センターの構内に可憐に咲いているジャコウアオイ

    ジャコウアオイ 

    お問合せ先

    森林技術・支援センター

    〒095-0015
    北海道士別市東5条6丁目
    TEL 0165-23-2161
    TEL 050-3160-5755(IP)
    FAX 0165-23-2164

    PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
    Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

    Get Adobe Reader