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北海道森林管理局

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    コンテナ苗植栽試験地の積雪調査へ(平成26年3月19日掲載)

    森林技術・支援センターでは、コスト削減を目指した森林整備への取り組みとして「コンテナ苗」を活用した省力化造林の技術開発を進めています。

    春分の日も間近に控え、ようやく春めいた陽気とともに気温も上がってきたところですが、今日は残念ながらあいにくの小雪模様。

    でも、そんな天気にも負けずに、技術開発に必要となるデータを集めるために、コンテナ苗の植栽試験地へ積雪調査へ向かいました。

     スノーモビルからビデオ撮影した3月の森の様子
    3月の森の様子をお楽しみください。

     現地に着きました
    さて、現地に着きました!

    ここの標高は約650m。気温はマイナス8度前後でしょうか。

    山奥の現場は、まだまだ春遠し
    山奥の現場は、まだまだ春遠し・・・。

    この深い雪の下で、コンテナ苗達は春をじっと待っているはずですが

    昨秋の調査で裸苗に比べ高成長を示したカラマツコンテナ苗は鞘端が折れていないかちょっと心配です。

    それと、夏の間、調査に行くたびに気になって観察していた、天然更新したエゾマツの子ども達のことも心配です。

     同じ場所の雪のない季節の様子はこんな感じでした
    ちなみに、同じ場所の雪のない季節の様子はこんな感じでした。  

     ここの積雪はどのくらいでしょうか
    さて、ここの積雪はどのくらいでしょうか?

    今年の結果は135cmでした。

    昨年同期が165cmでしたので、30cm程少ないようです。 (※) 

     赤丸に注目
    赤丸に注目!

    ピンクテープを巻いた位置を見比べると、積雪量が一目瞭然です
    ピンクテープを巻いた位置を見比べると、積雪量が一目瞭然です。

    今期の調査も無事終了
    さて、今期の調査も無事終了。

    今朝来た道を戻り始めると、おや~、雪の下からなにやらコンテナ苗たちの歌声が聞こえてきました。 

    待ち遠しいなあ~♪ 雪~国の春~~♭♪ はあ~やく来い来い・・・・雪解けの春~・・・・・♭♪# 

    どうやら、みんなはとても元気そうです。もうちょっとの我慢だよ!!!

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    (※)

    • 昨年と今年1~2月の士別市内の最低平均気温を比較してみると1月は今期3度ほど高く、2月については同じとなっています。なお、今年は、いずれも下旬に延べ3日間、異例のプラス気温を記録しており、マイナス10.6度と昨年より約2度高い結果となっています。

    (資料提供:士別市建設水道部 施設維持センター(観測所))

    • 積雪量が多いと、苗木周辺にある雪が融ける時に動きやすくなり、苗木が起き上がるときに枝などへ損傷を与えることがあります。  

    ちっちゃな種を一生懸命数えます~カラマツ種子調査(平成26年3月3日掲載)

    みなさんこんにちわ!

    今日は「目が痛くなる」ような、細かい作業のお話です。

    森林技術・支援センターでは、カラマツの天然更新試験地(カラマツ造林の低コスト化をめざして~カラマツの天然更新を利用した造林技術の開発)のカラマツ種子結実状況を調べるために、開花時期から種子を捕捉する「シードトラップ」を設置し、その落下量を調査しています。

    昨年のトラップの設置中には、熊や鹿に壊されたり、いたずらされるなどのアクシデント(シードトラップがクマ?にやられました)に見舞われましたが、 トラップを10月末に回収し、種子を確認しやすくするために車庫の梁にぶら下げて乾燥させてきました。

    そして、約3ヶ月が経過したある日、いよいよ種子のカウント作業開始です!

     まずは、ピンセットで葉やゴミを除去して行きます
    まずは、ピンセットで葉やゴミを除去して行きます。 

     次は種子を樹種毎に選別していきます
    ゴミを取り除くと、次は種子を樹種毎に選別していきます。

    くしゃみ(>o< )、荒い鼻息は厳禁です!

    カウンターを手に、種子の数を数えていきます
    そして、カウンターを手に、種子の数を数えていきます。

    気合いだけでは続かない、とっても根気のいる作業です。

    食害を受けたカラマツの果実です。
    食害を受けたカラマツの果実です。

    果実が食べられ翼だけが残っています。

     果実が残り、翼の部分が欠損しています
    こちらは、逆に果実が残り、翼の部分が欠損しています。

    小動物にかじられたのでしょうか?

     これはウダイカンバの種子で、蝶の様に見えます
    これは「ウダイカンバ」の種子で、蝶の様に見えます。

    見るからに遠くへ飛んでいきそうな構造で、その飛散距離は200m~300mと言われていますが、条件によってはそれ以上の場合もあるようです。

    (種子の大きさ:長さ3mm程、特徴:翼の幅が広い)

    これはダケカンバの種子です
    これは「ダケカンバ」の種子で、その形はまるで木片のようですが、飛散距離は最大で100m程度と言われています。

    (種子の大きさ:長さ2~3mm、幅2~3mm。特徴:翼の幅は果実の2分の1程)

     シラカンバの果皮(殻)です
    栽培された舞茸やジグソーパズルのピースに見えますが、シラカンバの果皮(殻)です。

     シラカンバ」の果皮
    「シラカンバ」の果皮(殻)は、まるで飛行機のような形です。 

    果実や翼を保護して種子の生存率を高め遠方へ飛ばすことができる構造になっており、改めて彼らの生存戦略には脱帽します。

     左が「ウダイカンバ」、右側にある小さめなのが「シラカンバ」の種子です
    左が「ウダイカンバ」、右側にある小さめなのが「シラカンバ」の種子です。

    (シラカンバの種子の大きさ:長さ2~3mm、幅1mm、特徴:翼の幅は果実の1.5~2倍)

    (苦労して選別した種が飛ばぬようシートを被せています)

     集計結果は、「シラカンバ」の種子が多いことにビックリ
    クリックで拡大します

      集計結果は、「シラカンバ」の種子が多いことにビックリ!

    肝心な「カラマツ」の種子はなかなか見当たらず、焦りましたが、選り分けていくうちについに発見\(^o^)/

    良かったー!!

    でも、結果は全採取種子量の1%以下

    昨年のカラマツは着花状況が良好だったので、種子も豊作だと期待していたのですが、残念ながら凶作だったようです。

    これは種子を選別した後に残ったもの・
    そして、これは種子を選別した後に残ったもの・・・つまりゴミ 

    今日の作業は、これにて終了!!

    さすがに疲れました。

    それでは ( ̄ー ̄)ノ~~マタネー☆ 

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    お問合せ先

    森林技術・支援センター

    〒095-0015
    北海道士別市東5条6丁目
    TEL 0165-23-2161
    TEL 050-3160-5755(IP)
    FAX 0165-23-2164

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