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北海道森林管理局

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    コンテナ苗、大きく成長中(2013年7月31日)

    森林技術・支援センターでは、コスト削減をめざした森林整備への取組として「コンテナ苗による省力造林」の技術開発に取り組んでいます。

    7月22日の週に、コンテナ苗の植栽試験地の下刈り作業(※)が完了したので、成長状況の写真が撮れるようになりました。

    写真の箇所は、カラマツのコンテナ苗と裸苗(一般的な苗木)の成長を比較できるように植栽している試験地です。

    写真の箇所は、カラマツのコンテナ苗と裸苗(一般的な苗木)の成長を比較できるように植栽している試験地です。

    左の赤丸がコンテナ苗を植えた列、右の青丸が裸苗(一般的な苗木)を植えた列です。

     

    平成23年秋の植栽時と1年後の平成24年秋の平均苗高の比較では

    • コンテナ苗 32センチ(H23)→73センチ(H24)……+41センチ!
    • 裸苗 48センチ(H23) →55センチ(H24)……+7センチ

     植栽時には小さかったコンテナ苗が、1年で逆転した上に大差をつけた成長を見せています。

     

    平成25年7月末現在でまとめた今年の成長量では、裸苗が25~30センチに対して、コンテナ苗は30~55センチと、コンテナ苗が引き続き旺盛な成長を示し、写真の様に極めて大きな差がついています。

    これから秋までのさらなる成長が楽しみです。

     

    (注)苗木の成長を阻害する下草などを刈り払う作業

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    林道でエゾアジサイの花を見つけました(2013年7月30日掲載)

    調査作業を終えて、林道を下山中にエゾアジサイの花を見つけました。

    エゾアジサイの花

    アジサイの花は、土壌の酸性度で色が変わるそうです。

    林道の法面(のりめん)の上方には青い花、下方には赤い花が分かれて咲く中、ちょうど二つの色の花がならんでいる部分がありました。

    斜面を流れる雨水などの影響で土壌の酸性度が変化し、このあたりが花の色を変える分岐点になっているのかもしれません。

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    北海道大学雨龍研究林での技術交流会へ(2013年7月29日掲載)

    森林技術・支援センターでは産官学等関係機関との情報交換等を通じて連携を深め、技術開発に活かしていくために、関係機関が実施する各種検討会等に積極的に参加しています。

    7月25日(木曜日)、北海道大学森林圏ステーション北管理部と空知森林管理署北空知支署の共催による技術交流会に参加

    7月25日(木曜日)、北海道大学森林圏ステーション北管理部と空知森林管理署北空知支署の共催による技術交流会に参加してきました。

    当日は、幌加内町母子里(もしり)地区にある北海道大学雨龍研究林において、様々な方式で地表処理(※1)が実施された天然更新(※2)試験地や、地がきの仕様(幅や深さ等)の違いによるに植栽試験地を視察し、現地での検討と情報交換を行いました。

    従来の地がき方法は、表土を重機でかき起こす作業のみでしたが、近年はかき起こした後に、その上に剥ぎ取った表土を戻し、土壌のバイオマス量を保全することも行っており、この作業により天然更新木の成長に有意な差がついてきているとのことでした。

    当センターでの技術開発にも参考となる部分が沢山あり、大変有意義な一日となりました。

     

    (※1)自然に地面に落ちた種子が発芽成長しやすくなるように、地面を覆うササなどを除去したり、表土を重機などでかき起こす作業

    (※2)植林などの人工によらずに、自然に落ちた種子や根株からの木を育ててゆく造林方法

    (※3)※1のうち、表土を重機などでかき起こす作業

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    土壌保全型更新手法の開発試験地での土砂流出量調査(2013年7月25日掲載)

    森林技術・支援センターでは、北海道における未立木地の解消のための効率的な土壌保全型更新手法の開発に取り組む中で、地拵(※)方法の違いによる流出土砂量について測定するため、「土砂流出測定器具」を設置し調査を継続的な調査を行っています。

    測定場所は、士別市上士別町(上川北部森林管理署2200林班な小班)にあり、7種類あるプロット毎に雨で流れ出した土砂を採取する器具と雨量計を設置しています。

    不要な水を排出しています。

    造林地から流出した雨水と土砂を右上のV型の堰で集め、それを採取容器に貯めていきます。

     採取容器に貯まった土砂

    このように雨水と土砂が貯まります。

     土砂だけ容器に入れて持ち帰ります。

    雨が上がると、雨水は捨てて、土砂だけを容器に移し替えて森林技術・支援センターへ持ち帰ります。

    すぐに採取に行かないと、ねずみ・サンショウウオ・ミミズなどの死骸が採取容器に入り、酷い臭いを発し、計量作業等で大変な思いをすることに^^;

     土砂の重さを計量中

    その土砂を乾燥機で乾燥させた後、重さを測定し、流出した土砂量を取りまとめ、地拵方法によるその比較を行います。

     

    (注)植林をするために、地表の草木を刈り払ったり、大型機械でササなどを剥ぎ取り整地すること。

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    カラマツの天然更新のプロット調査(2013年7月22日掲載)

    森林技術・支援センターでは、カラマツ造林の低コスト化をめざして、カラマツの天然更新を利用した造林技術の開発を行っています。

    天然更新(※)により稚樹を育成するには、母樹から供給される種子の量が多い方が有効です。

    このため、天然更新した稚樹の発生量とその周辺にあるカラマツの結実の豊凶状況との関連性を明らかにするために、着果標準木を定め、その豊凶状況調査を行っています。

     成熟中のカラマツの松かさ(球果)

    成熟中のカラマツの松かさ(球果)

     

    昨年は着果がほとんど確認されず凶作でしたが、本年は比較的目につくようなので並作になるのではないかと推測しています。

    一方、天然更新の状況は、昨秋の結実状況が凶作であったため、余り旺盛ではないようですが、7月16日に調査区画内を調べたところ何本か稚樹を見つけることができました。

    カラマツの天然更新の調査プロット

    天然更新状況を調べるための調査区画

     カラマツの稚樹

    天然更新で発生したカラマツ稚樹。大きく育つカラマツの木も発芽して1年目はこんなに小さいのです。

     

    (※)植林などの人工によらずに、自然に落ちた種子や根株からの木を育ててゆく造林方法

     

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    クロエゾマツの天然更新(2013年7月19日掲載)

    森林技術・支援センターの技術開発課題の1つに「天然林での樹種の多様化を図る更新方法の開発」というものがあります。

    当センターではこの試験開発を行うために、天然林を択伐(※1) した跡地をバックホウで地がき(※2)し、その後の天然更新(※3)状況の経過を観察するために試験地を設定しています。

    天然更新したクロエゾマツ稚樹の群生

    昨秋、この試験地で植生調査を行ったところクロエゾマツの稚樹が見つかりました。

    今回その稚樹がどうなったか現地へ調査に行ったところ、昨秋は10ミリ程度の大きさだったものが、30ミリにまで成長していました!

    クロエゾマツの稚樹

    クロエゾマツが、倒木更新(※4)したものはよく見られますが、直接地面の上で天然更新することは少ないと言われています。

    クロマツの母樹

    近くにクロエゾマツの木があったので、この木が種を落とした「母樹」のようです。

    クロエゾマツの稚樹が、今年の秋の調査でどれだけ成長しているか楽しみです。

     

    また、試験地に行く途中、切り土で作設した作業道には、トドマツ・カラマツ・キハダ・ナナカマド・ウダイカンバ・ハリギリ・ホウノキ等が天然更新していました。

     ホウノキ天然更新したホウノキの稚樹

     ハリギリ天然更新したハリギリの稚樹

     カラマツ

    30センチ位にまで成長した、天然更新のカラマツもありました。

    近くにカラマツ林はない場所なので、種が何かに運ばれてきたようです。 

     

    (※1)森林内の樹木を数年から数十年ごとに計画的に繰り返し抜き切りすること

    (※2)地面を覆うササなどを除去し、自然に落ちてきた種が発芽しやすくするための作業

    (※3)植林などの人工によらずに、自然に落ちた種子や根株からの木を育ててゆく造林方法

    (※4)倒れた古木を礎にして、新たな世代の木が育つこと

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    シカの食害から樹木を守る一考察(2013年7月18日掲載)

    森林技術・支援センターでは、「山引き苗(※)による広葉樹育成技術の確立試験地」を設定し、技術開発に取り組んでいます。

    しかし近年、エゾシカの急増により当センターの試験地においても樹木が食害を受けている箇所が見受けられます。

    山引き苗試験地のダケカンバ(昨年のシカの食害痕と今年の新芽)

    山引き苗試験地のダケカンバ。赤丸印が昨年、シカに食べられてしまった部分。その部分に代わって上へ伸びてきたのが今年の新芽です。

     造林地では、通常、植栽木の成長を妨げる下草などを刈り払う「下刈り」作業を行いますが、一方、下刈りによりシカが侵入しやすくなり、また、植栽した広葉樹も発見しやすくなることから、食害に遭いやすくなるのではないかとも推察されています。

    山引き苗試験地のハルニレ

    山引き苗試験地のハルニレ

     昨年、下刈りを行った箇所ではシカの食害(特にダケカンバの新芽)が多く見受けられたことから、今年は下刈りを行う箇所と行わない箇所を設け、その推移を比較できるようにしてみました。今後、その動向を見守ることにしています。

    (※)森林の中やその周辺に自然に発生した稚樹を堀採り、苗木として使用するもの

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    イチョウの木からナナカマド?(2013年7月17日掲載)

    森林技術・支援センター(士別市)の前庭には、当センターのシンボルとも言われているイチョウの木(推定樹齢60年以上)があります。

    イチョウの木からナナカマドが発芽

    先日、庁舎の環境整備中に、このイチョウの木が二股になっている所にナナカマドの実(種)が落ちて芽を出し、60センチ位の高さに成長しているのを発見しました!

    右側がイチョウの葉、幹が二股になっているところにあるのがナナカマドの葉です。葉の形が違いますよね?

    秋になり紅葉したらどんなふうになるのか楽しみです。

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    山の湧き水(2013年7月16日掲載)

    試験地に行く途中、林道脇に湧き水が出ているところがあります。

    山の湧き水

    その昔、製品生産手(山で木を伐り出す作業を行う人)が岩陰から湧き水が出ているのを発見し、そこに水が溜まるように小さな池を造り、鉄管を入れてすぐに水をくめるようにして、朝仕事に行く時にここから湧き水を水筒にいっぱいに入れ現場で飲んでいたとのことです。

     山の湧き水を汲む場所

    今でもポリタンクを持って水を汲みに来る人を時々見かけます。

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    お問合せ先

    森林技術・支援センター

    〒095-0015
    北海道士別市東5条6丁目
    TEL 0165-23-2161
    TEL 050-3160-5755(IP)
    FAX 0165-23-2164

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