ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 乗鞍岳の高山帯におけるイノシシ被害調査結果について
平成23年7月7日
中部森林管理局
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中部森林管理局では、乗鞍岳高山帯へのイノシシの進入が認められ、保護林内に生育する貴重な高山植生への被害が確認されたことから、被害の実態や、イノシシの季節的利用などの動向を調査し、高山植生への被害対策の検討を行うことを目的とした調査を実施しました。 |
乗鞍岳特定地理等保護林等(乗鞍岳山麓を含む保護林及び周辺森林)
平成22年8月27日~平成23年1月27日
1.基礎調査(聞取り・資料収集)
2.大型哺乳類の生息調査(直接・痕跡)自動撮影調査
3.高山植生への被害調査
1.自動撮影調査でイノシシの生息が確認され、多くの痕跡が確認された。
2.イノシシ以外では、特に標高2,750m付近でニホンジカの痕跡が確認された。なお、標高2,550m付近でニホンジカの目撃情報が得られた。
1.被害は大丹生池、中洞権現周辺に集中し、55,900m2にわたって掘り返されていた。
2.掘り返し箇所では、ガンコウラン、チングルマ、ハクサンボウフウなどの植物が根茎ごと掘り返され、さらに、セリ科植物やハクサンイチゲ、タカネヨモギなどの根茎が食害されていた。
3.掘り返しは、雪田周辺などの凹地に成立する矮性低木群落、高山低茎草本群落や、池及び風背地に発達する亜高山・高山高茎草本群落が被害を受けていた。
イノシシの進入経路は、亜高山帯の谷筋沿いや周辺森林を利用していると推察される。
1. 高山植生への被害について、保護すべき植生とその範囲を把握するためモニタリング調査を行う。
2. ニホンジカの出現状況をモニタリングするとともに、乗鞍岳山麓における被害対策を進める。
3. イノシシなどによる高山生態系への被害対策や、人への被害を未然に防ぐ対策を強化するため、獣害情報の共有化のためのネットワークを構築する。
中部森林管理局ホームページ http:/www.rinya.maff.go.jp/chubu/ に掲載
中部森林管理局 指導普及課生 態系管理指導官 元島
電話:050-3160-6547 ファクス:026-236-2611
平成23年度高山植物等保護対策協議会(7月11日(月曜日)13時30分中部森林管理局大会議室で開催)の席上で調査結果の説明を行うことを予定しています。
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計画部指導普及課
担当者:生態系管理指導官 元島
代表:050-3160-6500(内線6547)
ダイヤルイン:050-3160-6500
FAX:026-236-2611