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木の文化を支える森づくり

「木の文化を支える森づくり」とは?

国有林ではこれまで、歴史的建造物の修復等に必要な大径材の供給や、地域の伝統産業・行事用等の資材提供を通じ伝統文化の継承に貢献してきましたが、昨今、国民の間で森林づくり活動への参加の要望が増大する中、こうした森林づくり活動への参加にも関心が高まっています。そこで、平成15年度から、国民参加による木の文化の継承に貢献する森林づくり活動を推進するため、新たに林野庁が設けた制度です。 

 

檜皮の森

写真:檜皮の採取

社寺等の建造物等の修復に必要な檜皮屋根の資材確保のため、中部森林管理局長と公益社団法人全国社寺等屋根工事技術保存会長が協定を結び、国有林内に「檜皮の森」を設定し、中部森林管理局では、檜皮の持続的生産に配慮した森林施業を実施し、檜皮を優先して保存会に販売し、保存会では、檜皮の採取のほか、必要に応じて歩道整備やつる切等の森林整備、後継者育成のための研修会等、「檜皮の森」づくりのための活動に努めることとしています。

 

場所及び面積

 

これまで檜皮を使用した社寺

東照宮(愛知県)厳島神社拝殿(広島県)讃岐金比羅宮(香川県)ほか

 

御柱の森

写真:御柱大祭

概要

長野県諏訪地方の伝統行事である御柱大祭で使用される御柱用のモミを、将来にわたって供給するため、南信森林管理署長と「御柱の森づくり協議会」(構成員:下諏訪町、下諏訪観光協会、諏訪大社、御柱用材を育む会、下諏訪町木遣り保存会)が協定を結び、南信森林管理署では、伐採・造林等の森林施業を実施するに当たり御柱用のモミの持続的供給に配慮し、協議会では、ボランティア等により、「御柱の森」づくりに必要な諸活動(モミの植込み・つる切・歩道修理・シカの被害対策等の森林整備、賦存状況調査等)を行うこととしています。

 

場所及び面積

 

道祖神祭りの森

写真:道祖神祭り

概要

重要無形民族文化財に指定されている野沢温泉村の伝統行事「道祖神祭り」で使用される資材を将来にわたり持続的に供給するため、北信森林管理署署長と地縁団体法人「野沢組」(※正惣代)が協定を結び、森林管理署では道祖神の森を管理して森林整備活動に協力し、野沢組では歩道整備、つる切り、除伐等の森林整備活動を実施します。
※野沢組とは、明治時代から続く伝統ある住民の組織で、代表の惣代を中心として村の共有財産である山林や水源、温泉を守り、村の生活全般を支えています。

 

場所及び面積

 

裏木曽古事の森

概要

岐阜県東部の裏木曽地方は、室町時代から優良な木曽ヒノキの産地として知られ、伊勢神宮をはじめ多くの城郭や神社仏閣等の木造建造物に用いる木材の供給のため大切に管理されてきました。この加子母裏木曽国有林において、東濃森林管理署と裏木曽古事の森育成協議会が「裏木曽古事の森」を設定するとともに、「裏木曽古事の森づくり活動に関する協定」を締結しました。
育成協議会では、200~400年の超長伐期の豊かな森林を育成するとともに、ご神木と共に歩んだ歴史を広める活動を行います。

 

場所及び面積

 

 南木曽伝統工芸の森

概要

国の伝統的工芸品に指定されている南木曽ろくろ細工、長野県の伝統的工芸品に指定されている蘭檜笠及び木曽材木工芸品に使用する樹木の育成や伝統文化の継承を目的とした「木の文化を支える森づくり」の一環として、木曽森林管理署南木曽支署長と南木曽伝統工芸の森育成協議会会長が森林整備活動に関する協定を締結しました。

協議会では下刈や除伐などを実施する中から、将来の伝統工芸品の資材となるよう整備活動を進めていくこととしています。

場所及び面積


南木曽伝統工芸

 

 

 

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