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南信森林管理署

〒396-0023
長野県伊那市山寺1499-1
TEL/050-3160-6060
FAX/0265-72-7774

狩猟のための入林届の提出やメールでのお問い合わせはこちら c_nanshin@maff.go.jp をクリックしてください。

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南信森林管理署にあるタカトオコヒガンサクラの開花状況(平成28年4月6日時点)

お知らせ 

お知らせはありません。

 

 

 管内の概況

南信森林管理署管内(伊那谷流域)は、長野県南東部に位置し、南アルプスと中央アルプスに挟まれ、流域面積は399,287haで、長野県全体の29%を占めています。このうち国有林野は4市5町7村に所在し、その国有林野面積は70,606haで流域面積の18%を占めています。また、官行造林地面積は7,651haです(平成24年3月31日現在)。
国有林野は、南アルプスや中央アルプスなどの山岳地域に多く位置し、その大半が南アルプス国立公園や八ヶ岳中信高原国定公園、中央アルプス県立自然公園などの自然公園に指定されています。仙丈ヶ岳や八ヶ岳、千畳敷カールをはじめとする雄大な山岳景観や豊かな自然を求めて、森林浴や登山、スキーなどに首都圏や中京圏などから多くの人々が訪れています。
 

 森林の概況

管内の森林面積は、323,418haで流域面積の81%を占めています。このうち人工林面積は、149,256haで森林面積の46%、また、天然林面積は156,957haで森林面積の49%と、人工林と天然林の比率はほぼ同じとなっています。人工林を樹種別に見ると、流域全体ではカラマツが47%と最も多く、次いでヒノキ、アカマツの順となっています。

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国有林野の一部は、天竜川源流部の赤石山脈及び木曽山脈等の亜高山帯に位置し、コメツガやシラベ、カンバ等の天然林からなり、南アルプス国立公園や八ヶ岳中信高原国定公園、中央アルプス県立自然公園、三峰川水系県立自然公園に指定されています。管内の国有林の現況は、天然林73%、人工林27%であり、主な樹種としてはカラマツが23%、ツガ類その他針葉樹が20%ずつを占めています(平成24年3月時点)。

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さらにこの流域には「糸魚川一静岡構造線」と「中央構造線」の2大構造線が走る複雑な地質構造であり、森林の持つ水質保全や土砂の流出崩壊の防備等の国土保全の役割が重要なことから、国有林野面積の96%が保安林に指定されています。

近年、国有林野のみならずニホンジカによる農林業被害、高山植物被害が深刻です。皆伐跡地は防鹿柵等の防護措置をとらないと造林することができない状況です。このため環境行政をはじめ、関係県関係市町村関係団体等と連携を図りつつ、特定鳥獣保護管理計画に基づき、剥皮を防止する保護ネット等の効果的な装着、防鹿柵や囲いワナの作設及び個体数調整に取り組んでいます。また、ツキノワグマやカモシカの被害については、剥皮等の被害を防止するテープ等の効果的な使用や個体数調整により造林地等における食害等を未然に防止するようつとめています。

 

 公益的機能の推進

「国民の森林」である国有林の管理経営の基本は、公益的機能の発揮です。

機能類型にふさわしい森林の取り扱いを進めていきます。

南信森林管理署では、伊那谷流域の国有林野の有する水源涵養機能、山地災害防止機能や保健文化機能などの公益的機能の発揮を積極的に高めていくことを第一とし、あわせて地域に根ざしたカラマツ、ヒノキ人工林の育成等、それぞれ森林の機能が適切に発揮されるよう管理経営を行っています。

また、国有林野の管理経営にあたっては、開かれた「国民の森林」の実現を図り、現世代とともに森林からの恵みを伝えるため、住民の方々の意見を聞き、機能類型区分に応じた森林の適切な整備保全等による持続可能な森林経営に取り組んでいます。

このため、国有林野を重点的に発揮させる機能によって「山地災害防止タイプ(土砂流出崩壊防備)」、「山地災害防止タイプ(気象害防備)」、「自然維持タイプ」、「森林空間利用タイプ」、「快適環境形成タイプ」及び「水源涵養タイプ」の5つの機能類型に区分し、民有林の森林施業との連携に配慮しつつ、区分に即した健全で活力ある森林の整備を推進し、それぞれの目的に応じて適切な管理経営を行っています。

 

森林整備の方向

公益的機能の発揮を重視する公益林

山地災害防止タイプ(土砂流出崩壊防備エリア)

主に土砂の流出、崩壊の防備等山地災害防止機能の発揮を第一とし、そのため根系が深くかつ広く発達し、下層植生の発達が良好な森林等を目標として、管理経営を行っています。
具体的には

1.針広混交林や樹木の根系が深くかつ広く発達した森林、下層植生の発達が良好な森林は、現状を維持します。

2.天然力の活用により適確な更新が図られると認められる林分については、育成複層林及び天然生林へと導くための施業によることとし、択伐等によって、針葉樹と広葉樹、深根性樹と種浅根性樹種が混成するように努めています。

3.カラマツ等の人工林については、択伐間伐等により育成複層林へ導くための施業等を実施し、針広混交林への誘導に努めています。

(当該国有林の49%、34,724ha)

山地災害防止タイプ(気象害防備エリア) 

管内には該当箇所がありません。

自然維持タイプ

貴重な森林生態系の維持等生物多様性の保全機能の発揮を第一とし、そのために良好な自然環境を保持する森林、希少な動植物の生育生息に適している森林等を目標として、管理経営を行っています。

具体的には

1.森林施業は原則として現況の森林を維持することを目的とした天然生林へ導くための施業として自然の推移に委ねる管理を行っています。  

2.自然維持タイプの森林のうち原生的な森林生態系を保護する南アルプスの光岳周辺の森林(南アルプス南部光岳森林生態系保全地域)や、八ヶ岳西岳のヤツガタケトウヒ等を保存するために必要な森林(西岳ヤツガタケトウヒ等材木遺伝資源保存林)等を引き続き保護林として管理していきます。

(当該国有林の30%、21,321ha(うち保護林18,442ha))

森林空間利用タイプ

主に森林とのふれあいを通じた森林と人との共生等保健レクリエーション機能又は文化機能の発揮を第一とし、そのために多様な樹種からなり、周辺の山岳や渓谷等と一体となって優れた自然美を構成する森林等をそれぞれの利用形態等に応じ維持造成します。

具体的には

1.天然林は天然生林へ導くための施業によるほか、カラマツ人工林等については、原則として育成複層林へ導くための施業を行うこととし、間伐等による針広混交林化、自然観察等に適した森林の造成や修景伐などを推進します。

2.国民の保健文化教育的利用に供するための施設や森林の整備を行うことが適当と認められる北八ヶ岳自然休養林等を引き続きレクリエーションの森として管理し、広く国民に開かれた利用の場に供します。

(当該国有林の4%、3,015ha)

快適環境形成タイプ

管内には該当箇所がありません。

水源涵養タイプ

主に渇水緩和や水質保全等水源涵養機能の発揮を第一とし、浸透保水能力の高い森林土壌の維持及び根系、下層植生の発達が良好で、諸被害に強い森林を目標とし、それぞれの森林の現況等に応じた森林施業を行います。なお、水源涵養機能の確保に留意しつつ、森林資源の有効利用も図っています。

具体的には

1.周辺の森林資源の状況等から将来にわたって、人為を積極的に加えていくことが適切と判断されるカラマツ等の育成単層林においては、伐期の長期化を図り間伐を繰り返すなかで、下層植生が発達した林分構造を維持しつつ、健全な育成単層林を維持するための施業を実施します。また、比較的傾斜が緩く下層植生が豊かで、皆伐を行っても表土の流亡等のおそれのない林分については、伐採箇所のモザイク的配置や小面積分散型の施業を実施します。

2.特定の水源の保全、景観維持等を図るため、必要な林分については、複層伐等により育成複層林へ導くための施業等を行い、複数の樹冠層を構成する森林に誘導します。

3.天然林において、人為あるいは天然力を活用した更新が可能な林分については、択伐により育成複層林及び天然生林へ導くための施業を行い、複数の樹種及び樹冠層を構成する森林に誘導していきます。

(当該国有林の16%、11,546ha)

 

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管内の見どころ 

保護林

希少な野生動植物が生息・生育する森林の保全、生物多様性の維持等が一層重要となっていることから、引き続き適切な管理を通じて、優れた自然環境を有する保護林の適切な保全・管理に努めています。管内では、尾勝谷ヤツガタケトウヒ・ヒメバラモミ植物群落保護林などの27箇所の保護林を設定しており、引き続き保護林の適切な管理を通じた生物多様性の保全に努めるとともに、開かれた国有林の視点に立って保護林の保存等の重要性等について情報提供に努めています。

個々の保護林の状況に応じたきめ細やかな保全・管理を推進するため、保護林モニタリング調査を実施し、調査結果を蓄積しています。

入林者の影響等による植生の荒廃の防止等が必要な箇所については、地域の関係者等と連携して、利用のルールの啓発等を図っています。 

七島八島湿原植物群落保護林

中信高原で最も大きな湿原であり、深さ8mを越える泥炭層を堆積し、国の天然記念物の湿原植物の宝庫でもある貴重な高層湿原植物群落を保護しています。ヒメジョオン等の帰化植物の除去対策について、地元関係団体等と連携して湿原植物群落の再生に取り組んでいます。(下諏訪町)

八島湿原 

中央アルプス駒ヶ岳特定地理等保護林

池の平モレーン等の氷河地形をはじめとする特異な地形を、周辺の植生と併せて保護しています。(駒ヶ根市・宮田村)

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小瀬戸谷・東風巻谷ヤツガタケトウヒ・ヒメバラモミ植物群落保護林

 三峰川水系小瀬戸谷及び東風巻谷にかけて石灰岩の層が延びており、この地域に生育するヤツガタケトウヒ・ヒメバラモミを保護しています。(伊那市)

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八ヶ岳縞枯山植物群落保護林

 縞枯山一帯の帯状立枯現象を示すシラベ群落を保護しています。(茅野市)

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管内の保護林

 

名称

箇所数

面積(ha)

 

森林生態系保護地域

1

1,511

南アルプス南部光岳

材木遺伝資源保存林

4

115

西岳ヤツガタケトウヒ等、小黒川ウラジロモミ等、歌宿シラベ等、大河原イヌブナ等

植物群落保護林

18

11,371

八ヶ岳縞枯山、西岳カラマツ、八ヶ岳高山、七島八島湿原、白岩岳カラマツ、塩見・三峰岳
豊口山シダ、中御所カラマツ、本谷山、南アルプス赤石岳、燕岩、神の石シダ、南アルプス聖岳
フウキ沢ヤツガタケトウヒ、尾勝谷ヤツガタケトウヒ・ヒメバラモミ、風巻峠ヤツガタケトウヒ・ヒメバラモミ
丸山谷ヤツガタケトウヒ・ヒメバラモミ、小瀬戸谷・東風巻谷ヤツガタケトウヒ・ヒメバラモミ

特定地理等保護林

4

5,445

白岩岳、巫女淵、仙丈岳、中央アルプス駒ヶ岳

 

レクリエーションの森

国有林の中から特に美しい森林、山岳、渓谷、湖沼、等やキャンプ、スキーなどの野外活動、自然観察などに適した森林を「レクリエーションの森」として選定し、広く国民のみなさんに森林とふれあう場所を提供しています。

北八ヶ岳自然休養林 

北八ヶ岳自然休養林は、東信・南信両森林管理署にまたがり北八ヶ岳の景勝地を占める森林です。北八ヶ岳ロープウェイ終点には有名な溶岩台地である坪庭があり、景観上も学術的にも貴重なものです。また、麦草峠は国道299号が通っており、駐車場や宿泊施設等が整備され、登山客やハイキング客の利用拠点となっています。自然資源が豊富であり、春から秋は自然探勝的利用、冬は北八ヶ岳ロープウェイ周辺の林間コースを利用してのスキーなど四季をとおして利用されるレクリエーションの場です。

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駒ヶ岳風致探勝林 

駒ヶ岳風致探勝林は、中央アルプスの駒ヶ岳の東側斜面に拡がる天然林及び高山帯からなる地域です。千畳敷カール等の氷河地形や、コマクサ等の高山植物が数多く生育しています。しらび平から千畳敷までロープウェイが通じており、貴重な自然環境を身近なものとして触れることができます。全域が中央アルプス県立公園、一部が長野県指定の天然記念物です。

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管内レクリエーションの森

 

名称

箇所数 面積(ha)  

自然休養林

1

1,037

北八ヶ岳

自然観察教育林

1

1,287

八ヶ岳

野外スポーツ地域

1

115

富士見

風景林

5

850

蓼科山、三級の滝、霧ヶ峰、入笠山、しらびそ高原

風致探勝林

4

561

七島八島、富士見、駒ヶ岳、富士見台

 

国有林を利用される皆さまへのお願い

国有林は、みんなの森林です。ルールやマナーを守って、気持ちよく利用しましょう。

  • 動植物の保護にご協力ください。
  • 樹木を損傷したり、林産物を窃取した場合は、法により罰せられます。
  • 保安林内では、樹木の損傷、下草の採取等が禁止されています。
  • 歩道、広場等の区域外への立ち入りはお控えください。
  • 立入制限の表示がある区域には、絶対に立ち入らないでください。
  • 休息などで、立ち止まる場合には、落下する枝がないか、落石の危険がないかなど、安全な場所であることを十分にご確認ください。
  • 登山は、自己責任が原則です。天候や登山情報を確認し、十分な装備で、登山計画を家庭、登山地域の都道府県警察本部地域課・警察署等に提出の上、入山してください。
  • 悪天候のときは、入林をお控えください。
  • ゴミの持ち帰りにご協力ください。
  • タバコなどの火の始末にご協力ください。

 

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管内位置図 



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