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中部森林管理局

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    2018年3月2日(第110号)

    皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
    三月になりました。長野市ではここ数日、窓越しに差し込んでくる日差しが暖かく春を思わせます。長野県では、まだの便りは届きませんが、早咲きで有名な静岡県河津町の「河津桜」は見ごろを迎えているそうです。
    個人的には、このまま暖かい日が続いて早く桜の花の便りを期待しています。
    しかし、まだ三月を迎えたばかりの長野市このまま行くとは思えません。「三寒四温」という言葉があります。本来は冬の季語のようですが、例年ですと長野市では、この言葉のとおり温寒を繰り返して桜の季節を迎えています。さて今年はどうなるのでしょうか。
    年度末を迎え、仕事も忙しくなり、変りやすい気候などによる体調不調も心配な時期です。体調管理に十分お気を付けください。
    今年の長野市の桜の開花はいつごろになるでしょう。きれいな花を期待しています。

    さて、今回のメールマガジンですが、資源活用課長からのメッセージの他、注目情報には、「平成30年全国山火事予防運動の実施について」、トピックスには、公開シンポジウム「120年ぶりの森の一大イベント笹の一斉開花で森はどうなる?」の開催について等を取り上げています。

    最後までお読みいただければ幸いです。

    INDEX 

    1.森林管理局からのメッセージ----------------中部森林管理局資源活用課長

    2.注目情報----------------------------------平成30年全国山火事予防運動の実施について

    3.今月のトピックス----------------------------公開シンポジウム
                                                              「120年ぶりの森の一大イベント笹の一斉開花で森はどうなる?」の開催について

    4.お知らせ-----------------------------------・「国際森林デー2018みどりの地球を未来へ
                                                               ~五感でつなげる世界の輪~」の参加者募集について

                                                               ・「第16回聞き書き甲子園フォーラム」の開催について
                                                               
                                                               ・国有林へ入林(4月1日より)を希望される皆様へお知らせ

    5.広報「中部の森林」--------------------------2月号掲載

    6.業務関連情報-------------------------------公売・入札情報

    1.森林管理局からのメッセージ

    野庁  中部森林管理局資源活用課 井上武次

    「中部森林管理局の木材生産における生産性向上の取組について」

    日本の人工林は1,000万haを超え、その蓄積が年々増加しており、平成28年に国が策定した森林・林業基本計画では、利用期を迎えた人工林資源を踏まえ木材供給量を平成37年に、平成26年の1.7倍にあたる4千万平方メートルまで拡大させる目標を定めています。
    そのためには、木材供給を担う林業事業体の生産性・経営力の向上を図り、木材供給力を高めていく必要があることから、効率的な木材生産が行える作業システムの普及・定着や生産管理等ができる人材の育成も、基本計画において講ずべき施策として盛り込まれています。
    国有林においても森林の伐採量を年々増加させ、原木の供給を増やしていくこととしています。
    中部森林管理局では、このような森林・林業施策の課題となっている生産性等の向上に、国有林で木材生産を行っている林業事業体と協力して取り組んでいますので紹介します。
    平成26年度末に局独自に「生産性向上実現プログラム」を立ち上げ、国有林、木材生産事業を受注した林業事業体、民有林行政・研究機関等が連携して、平成27年度より森林管理署等が発注する素材生産事業においてモデル事業地を設定し、事業規模で取組みました。
    具体的には作業日報による各工程毎の正確な作業量や生産性の把握・分析やPDCAサイクルに基づいた現地検討や会議等により、目標生産性の設定や作業方法の検討、非効率な作業の洗い出し、改善等を作業員全員で認識し、作業システム・配置等を創意工夫することにより生産性向上を図っています。
    この3年間で、32箇所のモデル事業地で取り組んだ結果、一人一日当たりに生産する素材材積(伐採し丸太を生産し林道端に集積するまでの林内労働生産性:平方メートル/人・日)の平均値は平成27年度は5.8、平成28年度は6.8、平成29年度見込みは7.2と年々向上しています。
    事業を実施した事業体では、作業日報による各工程毎の作業量の把握による進捗管理の精度向上、データの現場での共有により、ムリ・ムダ・ムラを見直した効率的な作業方法・人員配置等について、自ら工夫する等モチベーションの向上や事業の低コスト化の効果も現れています。
    また、この取り組みにより、森林・林業の成長産業化を実現するための各種課題に対応していく林業事業体や民有林関係者等との情報共有や連携体制の活性化が図られています。

     2.注目情報

    平成30年全国山火事予防運動の実施について

    例年、冬から春にかけて、山では枯葉や枯草が多くなることに加え、空気の乾燥や季節風あるいはフェーン現象などの気象条件等から、山火事発生の危険性が高い時期となります。山火事はいったん発生するとその消火は容易ではなく、一瞬にして貴重な森林を焼失するとともに、その回復には長い年月と多くの労力を要することとなります。
    とりわけ、これから暖かくなるにつれ、山に入る機会も多くなりますが、特に、空気が乾いている日や風が強い日には、たき火や野焼きをしないなど、火の取り扱いには十分な注意が必要です。
    林野庁は、「平成30年全国山火事予防運動」を3月1日(木曜日)から7日(水曜日)にかけて実施します。
    平成30年の統一標語は、「小さな火 大きな森を 破壊する」です。
    山火事予防運動について御理解御協力のほどよろしくお願いいたします。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/hogo/180219.html

    3.今月のトピックス 

    公開シンポジウム
    「120年ぶりの森の一大イベント笹の一斉開花で森はどうなる?」の開催について

    笹(ササ)は数十年から百数十年にたった一度だけ、一斉に花を咲かせる植物です。
    愛知県、岐阜県、長野県の山々で、120年ぶりに笹の一種:スズタケの一斉開花が起こりました。笹の一斉開花とはどんな現象なのでしょう?
    森や私たちの生活にどんな影響をもたらすでしょうか?
    本シンポジウムでは、こんなササと人間、動物、樹木たちが織りなす120年に一度の森の一大イベントを、森林研究機関や大学の若手研究者がわかりやすく解説します。お誘い合わせのうえ、ぜひご来場ください。


    開催日:平成30年3月3日(土曜日)
    場所:名古屋大学経済学部カンファレンスホール



    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/attach/pdf/index-9.pdf

    4.お知らせ

    「国際森林デー2018みどりの地球を未来へ~五感でつなげる世界の輪~」の参加者募集について

    平成30年3月24日(土曜日)に、東京都江東区の木材・合板博物館において開催する「国際森林デー2018 みどりの地球を未来へ ~五感でつなげる世界の輪~」に参加者募集中です。
    当日は、各国の駐日大使館・国際機関の職員やその家族、留学生を招待し、ミニコンサート、映画「うみやまあひだ」の上映会、木の小皿やバターナイフを作る木工教室、留学生との交流会、木材・合板博物館見学会を行います。

     
    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/sanson_ryokka/180202.html

     

    「第16回聞き書き甲子園フォーラム」の開催について

    「聞き書き甲子園」は、全国から選ばれた100人の高校生が、森・川・海の名人を訪ね、その知恵や技術、人となりを「聞き書き」し、その成果を発信する活動です。
    本年度で第16回を迎えた「聞き書き甲子園」の成果発表の場として、3月10日(土曜日)に東京都庁都民ホールにおいてフォーラムを開催します。
    フォーラムでは、優秀作品の表彰や、高校生と森・川・海の名人が、作家の塩野米松氏及びエッセイストの阿川佐和子氏を聞き手に迎え、聞き書きの体験談やエピソードに関する対談を行うほか、インタビュアーの木村俊介氏と聞き書き甲子園卒業生によるトークセッションを行います。

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/sanson_ryokka/180216.html

     

    国有林へ入林(4月1日より)を希望される皆様へお知らせ

    平成30年4月1日から入林の手続きが変わります。手続きの方法は4月1日以降中部森林管理局ホームページでご案内します。
    また、4月のメールマガジンでホームページのURLをお知らせいたします。

    5.広報「中部の森林」2月号

    中部の森林 2月号(第167号)

    「中部の森林」2月号は、宮澤局長着任の挨拶を掲載しました。
    各地からの便りには、講演会「これからの地域林業の発展に向けて」を開催した記事などが届きました。
    シリーズ「森林官等からの便り」には、森林技術・支援センター所長からの便りを掲載しています。
    シリーズ「ご当地自慢」は、東濃森林管理署から「アライダシ自然観察教育林」を掲載しました。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html

    6.業務関連情報

    公売・入札情報

    https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/apply/publicsale/index.html

     


    最後までお読みいただきありがとうござました。
    次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに! 


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