このページの本文へ移動

中部森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    2018年2月2日(第109号)

    皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
    はやいもので二月になりました。長野市では、例年より雪は少ないようですがその分例年より寒いように感じます。皆さんの地域はいかがですか。
    長野県の諏訪湖では5季ぶりの「御神渡り」が出現し、認定されるかどうか期待が高まっているそうです。寒いのは嫌ですが5季ぶりのこと、明るい話題ですから認定されればいいですね。
    高まるといえば、こちらは明るい話題ではないですが電気・ガスが軒並み値上げを発表しました。ガソリン・灯油も高値となっており、寒さが厳しい中で家計にも厳しい冬となっています。また、インフルエンザや風邪なども猛威を振るっています。幼稚園や小学校では学級閉鎖も増えているそうですし、局内でもチラホラ欠勤者が見られます。睡眠と栄養を十分に摂って、うがい手洗いに努めて体調管理に気をつけてください。
    さて、今回のメールマガジンですが、治山課長からのメッセージの他、注目情報には、「平成29年度中部技術交流発表会の開催結果について」、トピックスには、「森に生きる命に感謝-けもかわプロジェクトの取組とジビエ料理食事会-の開催について」等を取り上げています。

    最後までお読みいただければ幸いです。

    INDEX 

    1.森林管理局からのメッセージ----------------中部森林管理局 治山課長

    2.注目情報----------------------------------平成29年度 中部技術交流発表会の開催について

    3.今月のトピックス----------------------------平成29年度林業機械化推進シンポジウム

    4.お知らせ-----------------------------------・「生産性向上実現プログラム取組事例発表会」

                                                               ・「国有林の地域別の森林計画等検討会」の開催及び一般傍聴について
                                                               
                                                               ・森に生きる命に感謝
                                                               -けもかわプロジェクトの取組とジビエ料理食事会-の開催について

    5.広報「中部の森林」--------------------------1月号掲載

    6.業務関連情報-------------------------------公売・入札情報

    1.森林管理局からのメッセージ

    野庁  中部森林管理局計画保全部治山課長  開藤直樹

    「流木災害等に対する治山対策」

    昨年7月九州北部を襲った集中豪雨により、福岡県、大分県において大規模な山地災害が発生しました。この災害では崩壊した森林から多数の流木が発生し、下流域の人家等に甚大な被害が発生したことを踏まえ、林野庁では「流木災害等に対する治山対策検討チーム」を設置し、発生メカニズムの分析・検証等を行ったうえで、今後の事前防災・減災に向けた効果的な治山対策の在り方を検討し、中間とりまとめとして公表しました。

    山に森林が存在することによって、生えている木や草が表面を覆うことにより土砂が流出するのを防いだり、木がしっかり根を張ることにより山が崩壊することを防いだりする土砂災害防止・土壌保全機能を持っています。今回の災害は、時間雨量が50mmを超えるような記録的な豪雨が長時間続き、多量の雨水が凹地形に集中し、地中深くまで浸透して立木の根が及ぶ範囲よりも深い部分(森林の機能が及ばない部分)で崩壊が発生しており、崩壊地に生育していた立木と崩壊土砂が増加した流水により下流まで流下し被害を発生させました。
    このような災害発生のメカニズムを踏まえ、下流域での流木による被害を防止・軽減するため、森林域を崩壊の発生する上流部を「発生区域」に、下流部を「流下区域」及び「堆積区域」に区分してきめ細かな対策を実施していくこととなりました。

    具体的には、
    「発生区域」では、土砂流出防備保安林等を適正に配備し非皆伐施業を進め、間伐等による森林整備により立木の根系や下層植生の発達を促すなど、森林の山地災害防止機能を持続的に発揮させる。また、表面侵食の防止や土砂の移動を抑制するための土留工等の山腹工や流木を含む土石流のエネルギーを効果的に抑えるための治山ダムの設置を進める。
    「流下区域」では、土石流に巻き込まれて流木化する可能性の高い立木の伐採、堆積木及び倒伏木の除去等を必要に応じて行うとともに、流下してきた流木を効果的に捕捉するため、流木捕捉式治山ダム(いわゆるスリットダムなど)の設置等を進める。
    「堆積区域」では、立地条件等から、森林を流木を捕捉する緩衝林としての機能を発揮させるため、根系の発達や立木の肥大成長を促すための森林整備を進めるとともに、渓床の安定及び山脚の固定を図る治山ダムや流木の流出拡大を防止する流木捕捉式治山ダムの設置を進める。
    こととなっております。

    また、近年、局地的な豪雨が増加傾向にあり、九州北部豪雨のような災害が全国各地で発生する可能性があることから、山地災害危険地区等について緊急点検が実施され、緊急的・集中的に流木対策が必要な地区(全国1,200地区)において、今後概ね3年間で流木対策を推進していくこととなりました。
    中部森林管理局では、これまでも流木対策として、管内の国有林で流木捕捉式治山ダムを28基設置してきております。今後におきましても前述の中間とりまとめや緊急点検の結果を踏まえ、事前防災・減災に向けた効果的な治山対策を推進していきたいと考えています。

     2.注目情報

    平成29年度 中部技術交流発表会の開催結果について

    中部森林管理局では、1月30日、31日に「平成29年度中部森林技術交流発表会」を開催しました。
    今年度の発表は総数25課題で、森林管理署など国有林関係が15課題、民有林関係から4課題、大学・高校など学校関係が6課題を発表していただきました。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/fukyu/kouryuhappyoukai/h29-kaisaikekka.html

    3.今月のトピックス 

     平成29年度林業機械化推進シンポジウム

    林野庁と林業調査会社フォレストサーベイは「イノベーションで働きやすい林業を目指して」をテーマに林業機械化推進シンポジウムを2月9日に国立オリンピック記念青少年総合センターで開催します。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/kaihatu/180109.html

    4.お知らせ

    「生産性向上実現プログラム取組事例発表会」を開催します

    中部森林管理局では、木材需要の拡大に伴う安定的・効率的な素材(丸太)の生産体制を確立するため、平成27年度から「生産性向上実現プログラム」を立ち上げ、素材生産事業者及び民有林関係者の方々と連携して生産性向上に取り組んでいます。
    生産性向上に向けた更なるレベルアップを図るため、「生産性向上実現プログラム取組事例発表会」を開催します。参加を希望される方は、2月15日までにFAXでお申込みください。

     
    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/policy/business/sigoto/seisansei-pg/180124.html

    「国有林の地域別の森林計画等検討会」の開催及び一般傍聴について

    中部森林管理局は、長野県、富山県、岐阜県、愛知県の国有林を管理経営しています。
    国有林の管理経営については、各流域ごとに「地域管理経営計画」及び「国有林野施業実施計画」により5年周期で定めており、今年度、策定をするのは伊那谷森林計画区などの3流域です。
    策定に当たって、学識経験者等から意見を聞くため、「国有林の地域別の森林計画等検討会」を平成30年3月1日に中部森林管理局にて開催します。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/press/kikaku/180126.html

     

    森に生きる命に感謝
    -けもかわプロジェクトの取組とジビエ料理食事会-の開催について

    全国的にシカの生息数の増加及び生息域の拡大により、日本の森林で約2割がシカによる被害を受けています。
    現在環境省と農林水産省では平成35年度までにニホンジカの頭数を半減するとの目標を掲げ「抜本的な鳥獣捕獲強化対策」に取り組んでいます。
    長野県の木曽谷流域においても他の地域から進入してきたシカが確実に生息範囲を拡大してきており、被害が拡大しないようさまざまな取組や捕獲対策を行っているところです。
    この対策により捕獲されたシカ等を地域の資源として活用し地域振興につなげること、また、有効な活用方法を普及することで、狩猟意欲の増進、また、新規狩猟者を獲得し、今後の鳥獣被害抑止につなげるため、鳥獣の利活用に関する講演会とジビエ料理を紹介する企画を実施します。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/event/kemokawa180228.html

    5.広報「中部の森林」1月号

    中部の森林 1月号(第166号)

    「中部の森林」1月号は、新島局長の年頭所感を掲載しました。
    各地からの便りには、「100年先の森林づくり」発表会を開催した記事などが届きました。
    シリーズ「森林官からの便り」には、東濃森林管理署恵那森林事務所の安藤森林官からの便りを掲載しています。
    シリーズ「ご当地自慢」は、木曽森林管理署から「ひのきの里・あげまつ」を掲載しました。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html

    6.業務関連情報

    公売・入札情報

    https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/apply/publicsale/index.html

     


    最後までお読みいただきありがとうござました。
    次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに! 


    メールアドレス等の配信変更はこちら  https://www.maff.go.jp/j/pr/e-mag/chg.html

    メールマガジンの配信解除はこちら  https://www.maff.go.jp/j/pr/e-mag/can.html


     ※このメールマガジンの登録及び購読は無料です。 

    PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
    Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

    Get Adobe Reader