2017年12月4日（第107号）

1.森林管理局からのメッセージ----------------中部森林管理局  森林整備課長

2.注目情報----------------------------------「わたしの美しの森 フォトコンテスト」の開催

3.今月のトピックス----------------------------動画「聴いてみて、森林の声」公開のお知らせ

4.お知らせ-----------------------------------・平成30・31年度 国有林モニターの募集について

                                                           ・中山道を散策しよう「中山道木曽十一宿パズルラリー」
                                                           
                                                           ・「ウッドデザイン賞2017」展示会
                                                           

5.広報「中部の森林」--------------------------11月号掲載

6.業務関連情報-------------------------------公売・入札情報

1．森林管理局からのメッセージ

林野庁  中部森林管理局 森林整備部森林整備課長  永井隆雄

「森林整備事業」

森林整備課では、森林の育成や伐採した樹木を搬出するための林道の作設、維持管理などを行っています。
皆さんは森林の育成と聞いて、どんな山づくりを思い浮かべますか。ある方は、スギやヒノキやカラマツが一斉に育った森林、他方、秋になると紅葉し色鮮やかな景観を提供してくれる森林、と人それぞれ異なるイメージを持たれるのではないでしょうか。
国有林は、平成二十八年五月に閣議決定された、森林林業基本計画において、広葉樹の導入による針広混交の複層林への誘導等、多様な森林整備の取組を本格的に推進することになりました。
森林の持つ多面的機能は、山地災害防止、土壌保全、水源かん養、地球環境保全、木材等の生産、文化、生物多様性、保健・レクリエーション機能や快適環境形成など多岐に亘っています。
スギやヒノキの一斉林では、間伐等の森林整備が適切に実施されないまま、高齢化・過密化した場合、幹や根が十分に発達することができず、また、林内への日照が不十分となり、下層植生の生育に支障が生じる恐れがあります。このような森林では、風害、雪害、病虫害等に対する抵抗力が弱まるとともに、降雨等により表土が流出しやすくなるほか、生物多様性が低下するなど公益的機能の悪化が懸念されます。森林の持つ多面的機能を高度かつ安定的に発揮させるためには、針広混交林化等多様で健全な森林整備を推進していく必要があ
るのです。
今後森林整備を進めるに当たっては、皆伐や間伐事業において、広葉樹を残存するとともに、スギやヒノキの造林地においては、植栽木と一緒に混交する広葉樹を育成し、多様で健全な森林づくりを推進して参ります。
なお一層のご支援を賜りますようよろしくお願いします。

 2．注目情報

「わたしの美しの森 フォトコンテスト」の開催

観光資源として活用が期待される「日本美しの森お薦め国有林」をはじめとする森林・山村の魅力を伝え、これをきっかけに、森林・山村を多くに人が訪れ、森林・山村への理解・交流が促進され、地域経済の発展に寄与し、また、人々の健康増進や、趣味・生きがいを持った生活など、豊かな社会に貢献することを目的としています。
日本国内の森林や山村地域の魅力的な風景・場面を撮影した写真を募集・表彰し、これを公表するためのフォトコンテストを開催します。

【募集期間：平成29年12月11日～平成30年2月13日】

☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/kokusou/171120.html

3．今月のトピックス 

 動画「聴いてみて、森林の声」公開のお知らせ

森林づくりを国民みんなで支えるため森林環境税（仮称）の検討が進められている中、林野庁では、森林の大切な機能や間伐等森林整備の重要性などについて、国民の皆様に理解して頂きたいとの考えから、動画「聴いてみて、森林の声」を作成しました。ぜひ、ご覧ください。


☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/j/kouhou/eizou/index.html

4．お知らせ

平成30・31年度国有林モニターの募集について

中部森林管理局では、「国有林モニター」を募集しています。
この募集は、中部森林管理局が管轄する富山県・長野県・岐阜県・愛知県にお住まいの皆様に国有林が果たしているいろいろな役割や、森林の整備、木材の供給、ふれあいの場の提供等の状況をご理解いただくとともに、国有林に対するご意見等を直接伺い、今後の管理経営に役立てていく取組の一環として行うものです。

☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/press/kikaku/171120.html

中山道を散策しよう「中山道木曽十一宿パズルラリー」

平成26年の御嶽山噴火災害により大きな打撃を受けた木曽地域の復興支援のため、その歴史やゆかりの人物等により形成された木曽ブランドを求めて訪れる観光客等をターゲットとした「中山道木曽十一宿パズルラリー」を実施しています。 

☆詳しくはこちらのチラシをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/kiso_fc/kiso_fc/pazuru2.html

「ウッドデザイン賞2017」展示会

日本の森から生まれた木を活かして、暮らしと社会を豊かにするモノ・コトを表彰する「ウッドデザイン賞」。
第3回目を迎えた本年は、453の応募作品の中から250点が「ウッドデザイン賞」を受賞し、最優秀賞1点、優秀賞9点、奨励賞15点が選ばれました。
「ウッドデザイン賞2017」展示会は、12月7日から9日に東京ビックサイトにて日本最大級の環境展示会「エコプロ2017」と同時開催されます。

☆詳しくはこちらのチラシをご覧ください。https://www.wooddesign.jp/pdf/wood2017_exhibition.pdf

5．広報「中部の森林」11月号

中部の森林 11月号（第164号）

 「中部の森林」11月号は、「信州プレミアムカラマツ」初出荷の記事を掲載しています。
各地からの便りには、「国有林の視察交流会を開催」の記事などが届きました。
シリーズ「森林官からの便り」には、飛騨署神岡森林事務所 影山地域総括森林官からの便りを掲載しています。

シリーズ「ご当地自慢」は、東信森林管理署から「長野県小県郡青木村」を掲載しました。

☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html

6．業務関連情報

公売・入札情報