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中部森林管理局

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    2017年7月3日(第102号)

    皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

    7月に入りました。例年ですと7月20日前後には梅雨明けとなるのですが、今年は梅雨入り宣言後も長野市では雨が少なく、農作物への影響や水不足などが心配されていましたが、6月の終わりから雨が続いています。
    それも警報がでるほど。これから梅雨終盤になりますが、台風3号も発生し上陸の予報もあり梅雨前線と共に影響し合わなければいいのですが、間違っても豪雨による災害になどはならないように降ってもらいたいものです。
    心配といえば、先週の木曽でおきた震度5の地震から微震などが頻発して続いており不安も募ります。御嶽山の開山祭は、豪雨のため中止になってしまったが、これから本格的な夏山シーズンになります。何事も無くこのまま収束してもらいたいものです。

    さて、今回のメールマガジンですが、森林整備部長からのメッセージの他、注目情報には、「第2回『木曽悠久の森』写真コンテストの実施について」取り上げています。 

    最後までお読みいただければ幸いです。 

    INDEX 

    1.森林管理局からのメッセージ----------------中部森林管理局森林整備部長

    2.注目情報----------------------------------第2回「木曽悠久の森」写真コンテストの実施について

    3.今月のトピックス----------------------------「次期森林計画の策定に当たっての基本的な考え方」の意見募集について

    4.お知らせ-----------------------------------「平成29年度 学校の森・子どもサミット」の参加者募集について

    5.広報「中部の森林」--------------------------6月号掲載

    6.業務関連情報-------------------------------公売・入札情報

    1.森林管理局からのメッセージ

    野庁  中部森林管理局森林整備部長 佐藤肇

    「信州プレミアムカラマツ」-カラマツのブランド化に向けて-

    カラマツは、その名前から外国樹種が連想されますが、れっきとした日本在来の樹種です。高齢級のものを板などに加工すると独特の飴色を帯びることや気候が寒冷で降水量が比較的少ない地域においても良く生長することから、長野県だけでなく、北海道や岩手県などでも広く植林されてきました。
    カラマツには木材としての長所があります。先に述べた飴色の材面や、スギ、ヒノキなど他の人工林樹種よりも強度的性質に優れることです。アカマツもカラマツと同様の性質を持っていますが、長野県内での資源量は、カラマツの方が圧倒的に多いです。また、アカマツは幹に曲がりが生じやすいこと、松くい虫被害の懸念もあること、マツタケ生産林としての保全の必要性も考慮すると、木材としての利用はカラマツに軍配が上がります。
    一方、短所としては、若い人工林から生産されたものは乾燥するとねじれ易くヤニが出ることですが、乾燥技術等の進歩によりそれらも既に克服されました。
    こうした中、長野県内の人工林カラマツは、今や60年生以上のものが全体の約3割を占めるに至っており、木材としての利用を進めていく上で、まさに機は熟したと言えます。
    そこで、中部森林管理局では、このたび、長野県、長野県森林組合連合会及び長野県木材協同組合連合会と連携し、80年生以上で丸太の末口径(細い方の径)30cm以上のものに「信州プレミアムカラマツ」というブランド名を付け、カラマツの利用を広くPRしていくこととしました。
    カラマツの主な用途は、無垢材では木造住宅の柱(縦使い)や梁・桁(横使い)、床材などの内装材、積層加工されたものでは合板や集成材がありますが、カラマツの強度的性質や材面の美しさを活かすには、無垢材の梁・桁への利用拡大が期待されます。これらの部材は、現在外国産の木材(無垢材又は集成材)で9割が占められていますから、何とかしてカラマツに置き換えていきたいものです。
    カラマツを木材として積極的に利用するだけでなく、伐採した跡地にはきちんと植林し循環利用していくことが、森林の整備、伐採、木材加工・流通など、地域の林業・木材産業を活性化し、林業・木材産業の成長産業化の実現に結びつきます。

    皆さん、カラマツの利用拡大を図り、地域を元気にしていきましょう。

     

    「信州プレミアムカラマツ」の情報は、こちらを↓ご覧ください。

    https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/apply/publicsale/hanbai/burandozai.html

     2.注目情報

    第2回「木曽悠久の森」写真コンテストの実施について

    林野庁中部森林管理局では、木曽地方の世界的にも大変貴重で希少な温帯性針葉樹林を守り育てる「木曽悠久の森」の取組を、広く国民の方々に知っていただくよう、第2回「木曽悠久の森」写真コンテストの写真を募集しています。

      応募期間は、平成30131日までです。

    多くの皆様からの応募をお待ちしております。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/press/keikaku/170531.html

    3.今月のトピックス 

    「次期森林計画の策定に当たっての基本的な考え方」の意見募集について

    中部森林管理局では、管内の国有林野の管理経営を進めるにあたって、広く国民の皆様からご意見・情報をいただきニーズの把握に努めています。
    この度、伊那谷、木曽川、東三河の3森林計画区における「次期計画の策定にあたっての考え方」を公表しました。皆様からのご意見・情報を募集しています。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/keikaku/ikenbosyu/sinrinkeikaku-h29.html

    4.お知らせ

    「平成29年度 学校の森・子どもサミット」の参加者募集について

    学校の森・子どもサミット実行委員会は、全国から集まった児童たちによる身近な自然や森林資源・教材等を活用した体験学習の発表と、先生や有識者による意見交換などを通じて学校における森林環境教育の輪を全国へ広げていくことを目的に「学校の森・子どもサミット」を開催しています。
    このうち、平成29725日(火曜日)に愛知県豊田市で行われる「子どもたちの体験学習発表会」と「森林環境教育に関する分科会」の参加者を募集しています。森林環境教育に関心のある方は、ぜひご参加ください。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/sanson_ryokka/170613.html

    5.広報「中部の森林」6月号

    中部の森林 6月号(第159号)

    「中部の森林」6月号は、「信州産カラマツのブランド化信州プレミアムカラマツと命名」の記事と木曽式伐木運材図会が「林業遺産」に認定された記事を掲載しています。
    各地からの便りには、「木曽の国有林見学会(春期)を開催」などの記事が届きました。
    シリーズ「森林官からの便り」には、中信森林管理署 姫川治山事業所の帆足治山技術官からの便りを掲載しています。
    シリーズ「ご当地自慢」は、名古屋事務所から「名古屋熱田の史跡をご案内」を掲載しました。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html

    6.業務関連情報

    公売・入札情報

    https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/apply/publicsale/index.html

     


    最後までお読みいただきありがとうござました。
    次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに! 


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