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中部森林管理局

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    2017年6月1日(第101号)

    皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
    いよいよ6月、梅雨の季節となりました。皆さん梅雨はお好きですか、私はあまり好きではありません。野外スポーツは中止、外出にも傘は手放せませんし洗濯物も乾きにくくなりますから。しかし、日本の四季や自然には必要な事です。沖縄は5月の中旬に梅雨入りしましたが、長野市あたりは何時ごろになるのでしょう。沖縄の梅雨入りから1ヶ月程あとが例年のようですが、今年は何時ごろになるのでしょう。
    梅雨前線の停滞による長雨や豪雨にならず、適度な梅雨となってもらいたいものです。

    今回のメールマガジンですが、計画保全部長からのメッセージの他、注目情報には、木曽式伐木運材図会が林業遺産に登録された話題について取り上げています。

    最後までお読みいただければ幸いです。

    INDEX 

    1.森林管理局からのメッセージ----------------中部森林管理局計画保全部長

    2.注目情報----------------------------------木曽式伐木運材図会が林業遺産に登録

    3.今月のトピックス----------------------------「信州プレミアムカラマツ」

    4.お知らせ-----------------------------------・ウッドデザイン賞2017募集について

                                                               ・平成29年度山地災害防止標語及び写真コンクール作品募集

                                                               ・第16回「聞き書き甲子園」の開催について

    5.広報「中部の森林」--------------------------5月号掲載

    6.業務関連情報-------------------------------公売・入札情報

    1.森林管理局からのメッセージ

    野庁  中部森林管理局計画保全部長 江坂文寿

    「林業遺産」

    中部森林管理局で保管している絵巻物「木曽式伐木運材図会」が、5月23日、(一社)日本森林学会により「林業遺産」として認定されました。中部局関係では「木曽森林鉄道」に続き2件目です。
     「林業遺産」とは、日本各地の林業の歴史を読み解き、将来にわたって記憶・記録していくため、林業発展の歴史を示す土地に結びついたものを中心に、体系的な技術、特徴的な道具類、古文書等資料群を対象として、(一社)日本森林学会が認定・登録しているものです。今回新規認定された7件を含め、今までに全国で23件が認定されています。
     「木曽式伐木運材図会」は、江戸時代後期頃の木曽地方や飛騨地方で行われていた伐木・運材の技術を描いた絵巻物2巻です。奥山で大木を伐採するところから、造材、搬出・集材、木曽川でのいかだによる流送、熱田白鳥木場(愛知県名古屋市)での集積、大型船による海上輸送までの様子が、作業工程順に絵図と詞書(ことばがき)で説明されています。絵師、製作時期、製作目的、中部局に保管されている経緯等については、それらを明らかにする文献等が見つかっておらず明確ではありません。しかし、岐阜県高山市で江戸時代後期に製作された絵図をオリジナルとし、林業・木材産業に関する博覧会への出展や皇族・政府高官などへの説明用として、明治時代に製作されたであろうと言われています。類似の絵図や版画が複数存在していますが、「木曽式伐木運材図会」は、これらの中で最も丁寧に描き込まれ、豪華につくられた最上級の美品です。

    このため、日本林業史の研究・教育等にとって極めて重要なことはもちろん、観賞性や日本近代絵画史の面からも貴重な価値があり、「林業遺産」にふさわしいとされました。

    この「林業遺産」認定を記念して1日限定の特別公開を行ったところ、約40人という大勢の方々が見学にいらっしゃいました。

    永年大切に保管してきた「木曽式伐木運材図会」が「林業遺産」に選定されたことは、中部局にとって誠に光栄なことです。日本林業史上貴重な資料として、  また、中部局の宝物として、今後も厳重かつ良好な状態が維持されるよう保管していくこととしています。さらに、国民の皆様へ広く紹介することも検討しています。


     「木曽式伐木運材図会」は、中部局ホームページ
    (https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/kisosikibatuboku.html)
    で紹介していますので、ぜひ御覧ください。

     2.注目情報

    木曽式伐木運材図会が林業遺産に登録

    中部森林管理局からのメッセージの江坂計画部長よりご紹介がありましたが中部森林管理局で保管している絵巻物「木曽式伐木運材図会」が、「林業遺産」に登録されました。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/kisosikibatuboku.html

    3.今月のトピックス 

    信州プレミアムカラマツ

    長野県産の林齢80年生以上の高齢級カラマツ人工林から径級30センチ以上の良質な大径材丸太を厳選し「信州プレミアムカラマツ」と称して今年の秋頃より供給・販売をします。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/apply/publicsale/hanbai/attach/pdf/burandozai-2.pdf

    4.お知らせ

    ウッドデザイン賞2017募集について

    ウッドデザイン賞は、木の良さや価値を再発見させる製品や取組について、特に優れたものを消費者目線で表彰し、木材利用を促進する顕彰制度です。
    建築、木製品、取組、技術、研究など木材利用促進につながるすべてのモノ・コトを応募対象としています。

    【募集期間:2017年6月20日(火曜日)~7月28日(金曜日)】

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.wooddesign.jp/

     

    平成29年度 山地災害防止標語及び写真コンクール作品募集

    林野庁、都道府県及び市町村が行う「山地災害防止キャンペーン」の関連行事として、標語及び写真の作品を募集しています。
    どなたでも何点でも応募できます。作品の応募期間は【平成29年9月30日(当日消印有効)】までです。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://shinrinkagaku.jp/photo/index.html

     

    第16回「聞き書き甲子園」の開催について

    全国の高校生が、森・川・海の名人を訪ね、知恵や技術、人生を聞き書きし記録する第16回「聞き書き甲子園」の開催に当たり、参加する高校生を募集しています。
    農山漁村における過疎化が進み、暮らしに必要なものを森や海、川から得て暮らしていくための知恵や技術が失われつつある中、全国から選ばれた100人の高校生が、森や海、川とともに生きる知恵や技を持つ「名手・名人」を訪ね、一対一で「聞き書き」する活動です。

    高校生の皆さんぜひ参加してみてください。

    募集期間:平成29年6月30日(金曜日)まで


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/sanson_ryokka/170517.html

    5.広報「中部の森林」5月号

    中部の森林 5月号(第158号)

    「中部の森林」5月号は、「中部森林管理局事業概要を公表」の記事を掲載しています。
    各地からの便りには、「木曽ヒノキ、台湾のテレビ番組で紹介へ」などの記事が届きました。
    シリーズ「森林官からの便り」には、北信森林管理署 野沢森林森林事務所の「百瀬森林官」からの便りを掲載しています。
    シリーズ「ご当地自慢」は、南木曽支署から「南木曽町の滝編」を掲載しました。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html

    6.業務関連情報

    公売・入札情報

    https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/apply/publicsale/index.html

     


    最後までお読みいただきありがとうござました。
    次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに! 


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