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中部森林管理局

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    2017年1月4日(第96号)


    中部森林管理局メールマガジンでは、広報「中部の森林」を中心に、森林管理局からのメッセージ、森林管理署からのお知らせ、トピックス等を発信しております。また、お読みいただきました皆様方からのご意見やご要望を事業の参考にしていきたいと考えております。


    謹賀新年

    新年あけましておめでとうございます。
    ご家族お揃いでよき新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
    本年もどうぞ中部森林管理局メールマガジンをよろしくお願いいたします。

    さて、今回のメールマガジンですが、森林技術・支援センター所長からのメッセージの他、注目情報には、「「地域管理経営計画」及び「国有林野施業実施計画」の策定等について(公告・縦覧)」「国有林の地域別の森林計画」の樹立・変更について」等を掲載しております。

    最後までお読みいただければ幸いです。


    INDEX 

    1.森林管理局からのメッセージ----------------森林技術・支援センター所長

    2.注目情報----------------------------------・「地域管理経営計画」及び「国有林野施業実施計画」の策定等について(公告・縦覧)

                                                              ・「国有林の地域別の森林計画」の樹立・変更について

    3.今月のトピックス----------------------------「2017国有林の四季と動植物」カレンダーを作成しました

    4.お知らせ-----------------------------------木曽川流域連携シンポジウム

    5.広報「中部の森林」--------------------------12月号掲載

    6.業務関連情報-------------------------------公売・入札情報

    1.森林管理局からのメッセージ

    林野庁 森林技術・支援センター所長

      「樹木の葉の不思議」

    日本列島を南から北へ向かっていくと、次第に常緑広葉樹は少なくなり、葉を落として冬をしのぐ落葉広葉樹が多く分布しています。
    これは、葉を広げたままにしておくと水分が蒸発してしまい、木が枯れてしまうため、ある時期に一斉に葉を落とし乾燥に耐えるための方策といわれています。

    葉は光合成が盛んなほど早く老化(劣化)し、光合成によって作られる養分が少なくなるとその時点で落葉するといわれています。また、光合成を行う環境が悪いほど、養分の回収期間が長くなるため、葉の寿命は長くなり、日本でも、暖かい地方の常緑広葉樹よりも寒い地方のエゾマツやトドマツのような常緑針葉樹の方が葉の寿命が長くなるそうです。

    日本の常緑樹の場合、1年から2年が平均的な寿命で、常緑針葉樹のアカマツやクロマツは2年、ヒノキは6年、シラベは7年といわれています。

    熱帯林では3か月と短く、最も寿命の長い葉は、アメリカのイガゴヨウマツで33年もあるそうです。

    常緑広葉樹も、種類や条件によって寿命に長短があり、ユズリハやクスノキのように、新緑が広がり始めるのを見届けるようにして1年前の葉が散っていくものや、アラカシやタブノキのように2~3年の葉が春に落葉するものもあります。

    落葉樹の葉は、冬本番の寒さが来る前に落葉し、落葉は、葉の柄の付け根と枝との間に離層(りそう)と呼ばれるコルク化した細胞の層を作り、養分や水分を通さなくすることにより、葉は枯れ紅葉し枝から離れて舞い散ります。

    枝から葉が落ちた跡は葉痕(ようこん)と呼び、その表情は木の種類によって様々で、サワグルミやセンダンなど動物の顔に見えるものなどがあります。

    また、一般にいわれる紅葉には、アントシアンと呼ばれる赤い色素を生成するために起こる紅葉、クロロフィルが分解移動し黄色の色素であるカルチノイドが葉の表面に現れる黄葉、タンニン性の褐色物質が蓄積する褐葉(かつよう)の3種類がありますが、気温の低下と乾燥、直射日光の強さ、遺伝的な要素から色に異変を起こすこともあります。

    日中と夜間の気温の寒暖差が大きく、大気が乾燥し、地中の水分が減少するような日が続くと、美しく紅葉するといわれています。
    このような樹木の葉に注目して調べてみましたが、植物は、生き残りをかけてその地域に溶け込むように進化し、現在の状況にあると思います。

    一生懸命環境に応じた生き方をしている植物を見習い、今後、環境に負荷をかけず、地域の特性に対応した、技術開発等の取り組みに努めて参りたいと考えています。

     2.注目情報

    「地域管理経営計画」及び「国有林野施業実施計画」の策定等について(公告・縦覧)

    神通川、木曽谷、飛騨川各森林計画区における国有林野の管理経営に関する基本的事項等を定める「地域管理経営計画」並びに「国有林野施業実施計画」を策定するとともに、庄川、千曲川下流、中部山岳、千曲川上流、宮・庄川、長良川、揖斐川の各森林計画区の「地域管理経営計画」「国有林野施業実施計画」の変更を行うため下記のとおり公告・縦覧します。

    併せて、全森林計画区の地域管理経営計画書別冊である「管理経営の指針」についても公告・縦覧します。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/press/kikaku/161227.html

    「国有林の地域別の森林計画」の樹立・変更について

    神通川、木曽谷、飛騨川の各森林計画区における国有林の森林整備及び保全に関する基本的 な事項等を定める「国有林の地域別の森林計画」を樹立するとともに、庄川、千曲川下流、中部山岳、千曲川上流、伊那谷、宮・庄川、長良川、揖斐川、木曽川、尾張西三河、東三河の各森林計画区の「国有林の地域別の森林計画」を変更したので下記のとおり公表します。

     

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/press/keikaku/161227.html

    3.今月のトピックス 

    「2017国有林の四季と動植物」カレンダーを作成しました

    中信森林管理署管内の国有林には、日本の屋根といわれる北アルプスの山々や美ヶ原高原等の優れた景勝地があり、四季を通じて美しい景色が楽しめ、多くの高山植物が咲き誇っています。また、ライチョウやツキノワグマの貴重な野生動物も生息しています。

    昨年に引き続き、多くの方々に当署管内の国有林の四季や野生動植物を楽しんでいただくため、職員が撮影した写真を使って、「2017年国有林の四季と動植物」カレンダーとして製作しましたのでお知らせします。

    昨年製作したカレンダーは、国有林の景色や高山植物の写真を使っておりましたが、今回は、それに加えて職員が遭遇した国有林に生息するライチョウ等の野生生物の写真も掲載しています。

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/chusin/HP/2017calendar.html

    4.お知らせ

    木曽川流域連携シンポジウム

    木曽三川流域の豊かな水環境は、山や森に支えられています。健康な森のサイクルにより、流域の水環境を守るためには、木材の積極的な利用について流域全体で考える必要があります。

    「木をつかうこと考えてみませんか?」と題して木曽三川流域連携シンポジウムが開催されます。

    開催日:平成29年1月19日(木曜日)
    場所:「ウィンクあいち」  名古屋市中村区名駅4丁目4-38

    参加は、無料ですが事前申し込みが必要です。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/nagoya/kiso119.html

    5.広報「中部の森林」12月号

    中部の森林 12月号(第153号)

    「中部の森林」12月号は、「木曽の国有林見学会(秋季)」が木曽森林管理署管内の赤沢自然休養林で開催された記事などを掲載しました。

    各地からの便りには、「岐阜県フォレスター協会」が設立された記事や「2016火山砂防フォーラムで濁川復旧治山工事現場等の現地研修会開催」などの記事が届きました。

    シリーズ「森林官からの便り」には、岐阜森林管理署 岐阜西部治山事業所の「加藤治山技術官」からの便りを掲載しています。

    シリーズ「ご当地自慢」は、南信森林管理署から「星ふるさと 阿智村」を掲載しました。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html

    6.業務関連情報

    公売・入札情報

    https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/apply/publicsale/index.html

     


    最後までお読みいただきありがとうござました。
    次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに! 


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