このページの本文へ移動

中部森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    「国民参加の森林づくり」への活動支援

    城山史跡の森

    長野県の中部に位置する木曽町福島の市街地に隣接する城山周辺には、国有林、県有林(一部は木曽青峰高校の演習林として利用)、寺社有林からなる里山があり、それらを総称して「城山史跡の森」と呼んでいます。
    この「城山史跡の森」の森林整備活動の担い手として、当センターの働きかけにより平成16年11月「城山史跡の森倶楽部」が発足しました。
    「城山史跡の森倶楽部」は城山国有林を管轄する木曽森林管理署と「森林整備に関する協定」を締結し、当センターとも連携して様々な森林整備等の活動を行ってきましたが、令和3年3月に惜しまれつつ解散となりました。
    しかしながら、「城山史跡の森」は地域の大切な里山であることに変わりはありません。当センターは地元等と連携しながら引き続き「城山史跡の森」の保全に取り組むこととしています。

    史跡の森位置図

    城山史跡の森位置図修正 

    城山史跡の森の主な見所

    福島城趾

    この城は、天文年間木曽氏18代の領主義康によって福島城(上の段城)の詰めの城として築かれたと言われ、向城(向かい側の城)と呼ばれていたことが現在の地名によって伺われます。城跡は尾根筋に出来ており、本丸、二の丸の間には窪地があり空堀になっています。それから続く平坦な場所に三の丸があり、これも窪地により区画されていたことがはっきり残っています。要害堅固な戦国末期の典型的な山城形式を伺うことが出来る史跡として重要なものと言えるでしょう。

     

    権現滝

    木曽義仲が平家追討の兵を挙げた際に、この滝で御岳大権現の出現を願い、沐浴祈願したことから名付けられたと言われています。滝を流れる水は冬でも枯れることはなく、しばし下界の煩わしさを忘れさせてくれるスポットです。

     

    広葉樹の大木

    昔から伐採が制限されていたこともあり、城山史跡の森には多くの大木が残されています。広葉樹ではブナのほかトチやカツラ、ケヤキなどの大木が見られます。

     

    針葉樹の巨木

    史跡の森には針葉樹も多く、モミ、ツガ、ヒノキ、サワラ、スギ、カラマツなど多くの大木が見られます。

     

    紅葉ヶ丘

    城山から木曽義仲ゆかりの権現滝や戦国時代の山城跡といった景勝地への経過地でもあり、木曽川に沿った木曽町の町並みや遠くに木曽駒ヶ岳を望むことができます。

    秋には名前のとおり見事な紅葉に出会えることができます。

     

    児野山

     児野山(1280.9㍍)は地元に中学校等の木曽駒ヶ岳登山の前に足慣らしに登ることもあるような身近な山です。城山史跡の森としての遊歩道や登山道の整備がなされているので登りやすい山です。山頂からは御嶽山が望めます。

    お問合せ先

    木曽森林ふれあい推進センター

    ダイヤルイン:0264-22-2122