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中部森林管理局

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    水木沢天然林

    水木沢とは、木祖村に流れている笹川支流の一つで、木祖村の西側に約2.5kmに渡って流れています。その流域には、樹齢約200年生の木曽ヒノキやサワラ等の針葉樹の他、ブナやミズナラ、トチノキ等の巨大な広葉樹も生育しており、針葉樹と広葉樹が混交している大変貴重な天然林です。水木沢天然林は、江戸時代に尾張藩により伐採が行われ、形質の悪い木や細い木など、木材として利用できない木以外は伐られてしまいました。現在の水木沢天然林は、伐採されず残った木やその木の種から発芽し生長した木が、美しい天然林を形成しています。コース内には、一休みできる展望台や、昭和8年(1943年)から昭和28年(1953年)まで木材搬出に利用していた森林鉄道敷等、様々な見どころがあります。

    Googleストリートビューで見てみよう

     水木沢天然林には、原始の森コースと太古の森コース、源頭の森コースの3つの散策ルートがあります。Googleストリートビューでは、原始の森コースと太古の森コースを見ることができます。
     


    巨木
     

    ギンリョウソウ
    ショウキラン

    その他のコース
    源頭の森コース
    このコースは主に尾根を歩くコースです。標高差200m、往復約3kmを3~4時間かけて歩くコースでやや健脚者向きです。
    水木沢本流の水が生まれる様子が観察できます。


    国有林おさんぽMAP ▶ (PDF : 2,568KB)

    水木沢天然林の見どころ

    巨大ヒノキ

     太古の森コースの途中にこぶ付きの大きなヒノキがあります。
     水木沢は、江戸時代に尾張藩によって伐採されていましたが、細い木や曲がった木など、木材として利用できない木は伐られず残されました。それらの木が母樹となり大きく成長したことで、現在の水木沢の天然林が形成されています。


    巨大サワラ

     

     原始の森コースの途中に、天を突くような巨大なサワラがあります。このサワラは幹の途中で3つに分かれており、推定樹齢は約550年です。
     このあたりには、樹高が30mにもなるヒノキやサワラ、ブナやトチノキ等、針広混交林がそびえ立ち、木の葉が光を求め競い合っている様子が観察できます。



    展望台

     原始の森コースの稜線を登った場所にあり、標高は1,400mです。展望台にはベンチがあり、ゆっくりと休憩ができます。展望台からは、木曽駒ヶ岳や藪原高原スキー場が望める開放的な一角となっています。



    源頭部

     原始の森コースの終点にあり、往復約3km、1~2時間で到着します。水木沢本流の水が生まれる(岩の表面を流れ出る)様子が観察できます。コース沿いの林内は、根上りや捩じれ、曲がった木が多く、天然林の特徴を見ることができます。



    アクセス

    • 中央自動車道塩尻I.C.より国道19号線経由で約41km。
    • 中央自動車道伊那I.C.より国道361、19号線経由で約34km。
    • 中央自動車道中津川I.C.より国道19号線経由で約85km。
    • JR中央本線藪原駅よりバス「ひまわり号」(土日祝日は直通、平日は小木曽方面「細島」下車後徒歩約30分)。
              


     

    お問合せ先

    木曽森林管理署

    担当者:総括事務管理官
    ダイヤルイン:0264-52-2083
    FAX番号:0264-52-2582