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中部森林管理局

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    「木曽悠久の森の保存・復元に向けた取組」について


    中部森林管理局では平成25年度、ヒノキ、サワラ等の温帯性針葉樹がまとまって自然度の高い状態を構成している木曽地方の貴重な森林の保存・復元に向けた取組について、有識者等にお願いして検討を進めて参りましたが、このほど、検討委員会で報告書がまとめられたので、これを公表します。

    中部森林管理局としましては、今後、管理委員会を設置し、この報告書に基づき具体的に保存・復元の取組を進めていく予定です。

     

    検討の経過

    中部森林管理局では、昨年9月に有識者や地元関係者等からなる検討委員会を設置し、写真1

    ヒノキやサワラ等を含む温帯性針葉樹林の保存と復元に向けた取組について検討を行ってきました。   

     

    • 第1回検討委員会  平成25年9月13日
    • 第2回検討委員会  平成25年12月3日
    • 第3回検討委員会  平成26年3月4日

      

    報告書の概要

    本日、検討委員会から報告された報告書の概要は以下のとおりです。 写真2

     

    対象とする区域(図-1(PDF:757KB)

    温帯性針葉樹林の保存・復元に取り組む地域は、木曽谷及び裏木曽の国有林のうち、 

    長野県上松町・王滝村・大桑村から岐阜県中津川市にかけての16,579haとする。

     

    取組の方針(図-2(PDF:182KB)

    区域を3種類にゾーニングし、現存する温帯性針葉樹林の厳格な保存と、

    人工林となった地域での温帯性針葉樹林の復元を目指す。 

     

     

    核心地域

     

    コアa


    温帯性針葉樹林が大部分を占める地域で、原則、人為を加えず自然の推移に委ねることとし、温帯性針葉樹林を厳正に保存します。

     

    3,908ha

     

    コアb


    かつての温帯性針葉樹林の多くが人工林に転換されている地域で、これらの人工林を天然林へ誘導し温帯性針葉樹林の復元を目指します。

     

    7,163ha

     

    緩衝地域

       

    核心地域の下流部に位置する地域で、核心地域に対する緩衝機能を発揮させるとともに、人工林は核心地域と遺伝的に同質のものとなるよう修復します。

     

    5,508ha

      

    ※報告書(PDF:3,030KB)

    管理委員会の設置

    具体的に取組を進める中で生じる様々な事案への対応等を検討・協議するため管理委員会を設置する。

     

     

    写真3

    お問合せ先

    計画保全部計画課
    代表:050-3160-6500(内線2613)
    ダイヤルイン:050-3160-6542

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