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広報 中部の森林
平成17年6月 第15号
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公務員の林業職へ就職を希望する
高校生が森林管理署で実習体験
[飛騨署]5月23日から25日まで当署において岐阜県立飛騨高山高校の環境科学科3年生4名に体験実習を行いました。
  当署では今回が初めての受け入れであり、学校側も森林科学の学科主体となり森林経営や体験林業の授業が殆どなくなっていることから、学校側の目的を踏まえたうえで、事前に研修生の希望を聞き、現場作業の実習を中心にカリキュラムを組みました。
1日目は巨樹・巨木の管理、間伐調査、2日目は歩道修理、枝打、間伐、3日目は保安林業務、測量、治山工事現場見学を計画し、森林官や担当者の指導のもと実習を行いました。
  高校ではチェンソー伐倒の経験はあるが、手鋸や柄の長い除伐鎌を使うのは初めてとのことであり、作業は手間取っていましたが、指導者の説明をきちんと聞き、最後までやりとげました。
  実習生からは、学校では経験できない実践的な作業を体験でき、疲れたけれども楽しく時間の経つのが早かったとの感想を聞き、実施した当署としては、まずはホッとしたところです。
研修終了に伴う実習生からお礼の挨拶の後、「今度は職員として来てくれよ!」と署内全員で声を掛け見送りました。
高校への実習生評価の通知について、全員礼儀正しく、真面目で、一生懸命作業に励んでいたことから、担当者として個人別に評価するのに1番悩まされました。
枝打作業を体験
第六十二回 神宮式年遷宮
御杣山と関係諸祭等厳かに開催される
<御杣始祭>
[木曽署]6月3日、木曽森林管理署小川入国有林80林班において御杣始祭が執り行われました。
  御杣始祭は、20年に一度の伊勢神宮の式年遷宮に向けた用材を伐り出すもので、この日伐採された2本の御神木は「御樋代木」と呼ばれ、「内宮」・「外宮」のご神体を納める器が作られます。
前日の雨も上がり、神事に続いて花見署長から赤沢の歴史や御神木の選定条件等について説明があり、約320名の参列者が見守る中で、14名の杣夫が、古式に則った伝統的技法の「三ッ紐伐り」を披露しました。
  この「三ッ紐伐り」は、斧を使って安全・確実に木材を予定した方向に伐倒する技術ですが、チェンソーの普及等により斧を使うことが無くなったことから、この伝統ある技術を後世に残そうと地元林業関係者が「三ッ紐伐り保存会」を結成して練習を重ねて来ました。今回の伐採には当署職員の橋本さんがOBらと杣人に選ばれ斧を入れました。
  2本の御神木が「大山の神〜左よき横山一本寝るぞ〜」のかけ声と共に轟音をたてて倒れると、参列者や一般参加者から拍手と歓声があがりました。
里に運ばれた御神木は、4日の「お木曳き」により上松町を奉曳した後、上松駅前の奉安所に奉安され、各種団体による芸能の奉納を受け、6日の朝、伊勢神宮へと旅立ちました。
御杣始祭は1300年前から受け継がれている神事で、その材は600年以上も前から木曽谷から伐り出されています。
  御神木は伊勢神宮において、ひび割れ防止と脱脂のため貯木池で貯蔵された後、8年後の平成25年に「御樋代」 として生まれかわります。
御杣始祭の始まり(木曽署)
<裏木曽御用材伐採式>
[東濃署] 前夜の激しい雷雨が一転、晴天に恵まれた6月5日、加子母裏木曽国有林94林班では、伊勢神宮の第62回式年遷宮に伴う御用材の伐採式が、来賓150名と、一般参加者百名が見守る中、厳かに執り行われました。
伐採式の会場は、裏木曽地域の誇る「木曽ヒノキ備林」のほぼ中央部、美林橋のすぐ上流で大変な急傾斜地であるため、当署から一時貸付けした箇所に、100メートルの参道が造られ、高さ13メートルに組み上げられた「清水の舞台」と見紛うほどの桟敷上で行われました。
  午前10時前から神事が行われた後、笹岡署長が豊臣秀吉の時代から利用されてきた「木曽ヒノキ備林」の歴史を含めた概要を説明。さらに、当署が提供(立木販売)したご神木の大きさと伐倒方法(三ツ紐切り)を説明し、20年に1回の古式にのった行事をご覧いただきたいとしめくくりました。
ご神木の伐倒では、森林管理署のOB2名が含まれる杣夫12名が内宮材と外宮材の2組に分かれて、手斧を交互に打ち込むこと約1時間で2本の木が人の字になるように倒されると、参加者から歓声とともに大きな拍手が起こりました。
  神事と伐倒が終わると造材と化粧掛けが行われ、西暦に合わせた2005ナンバーの新車のトラックに積み込まれた後、中津川市付知町の護山神社まで奉送され奉安されました。翌六日は、朝から晴天の下、ご神木は護山神社から伝統の三輪神楽、木遣り、オンポイ節保存会、稚児、一般参加者など300名の引き手により約3キロメートルの付知花街道センターまで奉曳され、町内の五箇所で神楽などの奉納行事が賑やかに執り行われました。
ご神木は、7日の早朝、奉送祭が執り行われたあと、多くの付知町民などが見送る中、伊勢に向かって出発しました。
三ッ紐伐りの様子(東濃署)
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